思いがけなくも甲子園訪問看護センタのSさんから電話。
早いもので一月経ったとの挨拶に次いで、「ケアマネージャーのYさんとお参りさせて」と言うものだった。
それを聞いて泣き虫ペトロ、否応もないのだけれど、しどろもどろになってしまった。
思い返せば天神祭りの頃、ガラシアのM先生から居宅介護を勧められた。
その辺のことは、“ カタリナ便り ” で幾度か投稿したのでご案内のことと思う。
で、介護サービスの申請したのは8月に入って暫らく、お盆前のこと、市の担当はその場で手続きを始めてくれ、病院のある箕面市に面接を委託、審査委員会を経て1月もすれば認定が降りると言う。
ただ、認定を待っていては遅れるので介護事業者の選定を並行しては、とのアドヴァイスを受けたものの、どう進めていいのか皆目判らず、丸で雲を掴むような話だった。
M先生は、カタリナ にいい結果を及ぼしている吐き気止めの輸液ポンプを使える医師を見つけることが肝心と言い、それに拘る余りに多くの時間を費やす始末。
医師や事業者への電話、安心窓口への相談などを幾度と重ねるものの、色々とすったもんだがあって上手く運ばず時間ばかりが流れる。
面接も済み、予定どおり9月初めには要介護と認定されたものの事業者が決まらず、焦燥感に苛まれていたが、申請当時に息子が、“ かつて同僚が、西宮市社会福祉事業団の取材をしたが評判がいいようだと聞いた ” と教えてくれたことを思い出した。
藁をも掴む気持ちで電話をしたところ、呆気にとられるとはこのこと、とんとん拍子に話が進み、ぐずぐずと悩んでいたことが嘘のよう。
事業団の安井拠点のケアマネのYさんが直ぐに来宅、翌日には看護師のSさんが担当して下さる事になり、1週も待たずガラシアで退院カンファレンスをと言う。
あれほど懸念していた医師も、甲子園球場の近くのW先生に決まり、輸液ポンプも手配したとの電話を頂いた。
退院を遅らせてしまいカタリナには申し訳ない思いで一杯だったが、結果的に素晴しい方々と出会えた。
W先生、Yさん、Sさんをはじめ看護師の皆さん、I さんとヘルパーさん、介護用品のOさんには、口では言い表せないほど親身なお世話を頂いた。
お陰様で、僅か40日足らずの短い間だったが、健気にも気丈にも振舞ってくれるカタリナ(写真)と寄り添いあって過すことができた、感謝のほかない。
その方たちがお参りに来て下さると言う。
涙を見せずに応接できるのか聊か心もとなく、電話口でしどろもどろになった訳を長々と説明した次第。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.744
ps : 後日、Yさん、Sさん、I さんがお参り下さり、「お父さんの激励も込めて」と綺麗な花を供えて頂いた。重ねて感謝である。