今日のタイトルは少し大仰かも?
過日(1/13)の朝日の経済欄に、“ TV事業の不振に苦しむのは日本の電機メーカーだけではない。欧州の大手フィリップスは2011年に大幅な赤字に陥ったが、その後は急速に回復している ” とあった。
記事は、“ 価格が安い韓国メーカーに押されたTV事業に見切りをつけた同社、復活を牽引したのは全く別のものだった ” とあり、記者が工場を訪ねると、“ 大人の背よりも高いものから小振りのものまで様々な大きさのC字形の機械、「X線による血管造影診断装置」がずらりと並んでいた ” と続いていた。
この機械、“ C字形のアームが自由自在に動き、ベッドの患者をあらゆる角度から撮影、映像は動画でモニター画面に映し出される ” のだそうだ。
また、“ 一つとして同じ製品はなく、顧客が求める機能をテーラーメードで加えているそうで、医療機器部門の責任者は、「医師が浴びるX線量を約75%カットした新製品は、医師の被曝に特に敏感な日本の病院に好評で注文が多い」と話す ” とあった。
なるほど、毎日多くの患者に接する放射線技師、光線を患者に浴びせる際に、遮断壁の向こうに足早に去るのは理解しつつも、それを目の当たりする患者の心境は複雑である。
その辺りの感覚、以前紹介した村田喜代子さんが、自著「<光線>」(文藝春秋社刊)で、冷静に伝えている。
で、ペトロ の1年の節目検査、主治医も心得てかCT撮影を二日間に分ける。
入院の前後、特に二回目の手術で腸閉塞になりかかり、毎日のようにX線撮影を受けた身としては、二度の通院が面倒で「少しナーバスなのでは」と思わないでもない。
そんなことを考えていたら、“ フクシマの被爆地の小学校、今春入学する筈の児童が避難先から戻らない ” という記事があって、今さらながら原発事故がもたらしたものを考えてしまう。
その一方で、自民党が政権復帰して浮かれる族議員やその周りをうごめく財界人たち、記事を目にしても痛痒を感じないのか再稼動、再運転と喧しい。
カタリナ が楽しみにしていた初釜、前半の二席を終えたが、その本席を飾ったという「蝋梅」と「白玉椿」。
その折のことなど、「投稿する」と言っているが何時のことやら?
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.567