ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

相変わらず

2013年01月07日 | 宗幸雑記

 古のお仲間 Ni さん、洋裁教室を若い頃に始め、今も続けておられる。
 昨年の七夕様の日の喜寿のお祝い会、「二十歳の頃の和服をリメイクしたの」と素敵な洋服を着ておられた。
 それに刺激を受けて、若い頃に稽古に着ていた和服を「ワンピースに作り変えるぞ!」と決めた。

 Rumake早速、8月半ばから解き出したその着物、自分で仕立てた数少ない着物のうちの一枚。
 そうなんだ、私たちの年代にはお母さんに和裁を教わったと言う人が結構あって、斯く言う私もその一人。

 母は、「袷は無理でも、単衣は縫えるよ」と教えてくれた。
 肌着から始まり長襦袢、単衣、帯のかがりと、教わった当時のことを思い出しながら縫い目を解いた。
 特に、肌着作りは子供が生まれたときに役立ったことを覚えている。

 丁寧な針目、我ながら感心する。
 背伏せの絹が綺麗、昔のものは品質が良いのでこれはおいておこう、洋服作りに使えそう、閂止めもきちんと出来ている。

 母には一杯逆らった娘だったが、和裁だけはなぜか素直に従ったような気がし、今になればほかのことも、と忸怩たる思いも残る。

 Tubaki_2_2それはさておき、予定では9月初めに袖を通せるはずが、なんだかんだと用があって裏地を着ければ終わりの状態で足踏み、師走に入っても出来上がらないまま。
 「どうせ夏まで着ないのだから」と甘やかしては駄目、年内、28日には終わらせると固く戒めた。
 と、言う訳でその日の夕方に完成。

 ところでペトロに、年内に投稿(アップ)してと頼んでいたが原稿が遅れ年が明けてしまった。
 仕立て直し同様に母が天国で、「相変わらずだわね」と言っていそうだ。(

 釜に使いたいと思っているらしい「椿」、まだ少し固く、間に合うか気を揉んでいるよう。
 名前を聞くと、自分が育てながら、「さあ」と心許ない返事。(
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.562

コメント (2)
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