アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日比首脳会談要旨 (時事通信)

2016年09月07日 | ASEAN諸国ニュース
日比首脳会談要旨
時事通信 2016/09/06-19:13

【ビエンチャン時事】

 安倍晋三首相とフィリピンのドゥテルテ大統領の会談の要旨は次の通り。
 
 〔防衛協力〕
 首相 大型巡視船2隻の円借款による供与と、海上自衛隊の練習機TC90の貸与について決定した。フィリピン海軍のパイロット教育や整備能力の構築を含め、安全保障・防衛協力を今後も進めたい。
 大統領 感謝している。近海でパトロールを強化でき、南シナ海でのフィリピンのプレゼンスの向上につながる。
 
 〔南シナ海〕
 両首脳 仲裁裁判所の判決を踏まえ、紛争の平和的解決に向け協力を強化することを確認。
 大統領 裁判の結果は尊重されるべきだが、中国との対話は法の支配にのっとって行っていく。
 首相 大統領の立場を支持する。引き続き法の支配の重要性を国際社会に訴えていくことで協力したい。
 
 〔2国間関係〕
 首相 大統領の早期の来日に期待したい。
 大統領 受け入れる。日本は古い友人で、突出したパートナーだ。


巡視船2隻を供与へ 日比首脳、南シナ海問題で協力 (時事通信)

2016年09月07日 | ASEAN諸国ニュース
巡視船2隻を供与へ 日比首脳、南シナ海問題で協力
時事通信2016/09/06-18:41

 【ビエンチャン時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のためラオス入りした安倍晋三首相は6日、フィリピンのドゥテルテ大統領と会談した。南シナ海で中国が活動を強める中で首相は、フィリピンに大型巡視船2隻を円借款により新たに供与する方針を表明した。
 ドゥテルテ氏が6月に就任後、両首脳の会談は初めて。両首脳は、海上自衛隊の練習機TC90最大5機を貸与することでも合意。首相は「フィリピン海軍のパイロット教育や整備能力の構築を含め、安全保障・防衛協力を今後も進めたい」と強調した。

 巡視船供与や練習機貸与は、南シナ海で中国と向き合うフィリピンの監視体制や海上警備能力を向上させる狙いがある。
 両首脳は南シナ海問題について、中国の領有権主張を退けた7月の仲裁裁判所の判決を踏まえ、紛争の平和的解決に向けて協力していくことで一致した。 
 これに関して大統領は「裁判の結果は尊重されるべきだが、中国との対話は法の支配にのっとって行っていく」と説明。
首相は「大統領の立場を支持する。引き続き法の支配の重要性を国際社会に訴えていくことで協力したい」と応じた。
 首相は、大統領の早期来日に期待を表明。大統領は「日本は古い友人で、突出したパートナーだ」と語り、招請に応じる考えを示した。


北朝鮮を強く非難 報道向け声明、中国も同意 国連安保理 (時事通信)

2016年09月07日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮を強く非難 報道向け声明、中国も同意 国連安保理
時事通信 2016/09/07-07:51)

【ニューヨーク時事】

 国連安全保障理事会は6日、北朝鮮による5日の弾道ミサイル発射を強く非難する報道機関向け声明を発表した。安保理は6日、緊急会合を開催。会合後間もなく、中国を含む理事国全15カ国が声明内容に合意した。
 
 声明は5日の発射が2006年以降に採択された五つの安保理決議に対する「重大な違反」に当たると指摘。今回の発射を含め、すべての弾道ミサイル活動について、核兵器運搬システムの開発に助長し、緊張を高めるものだとして憂慮を表明した。
 
 安保理はここ数カ月、北朝鮮の弾道ミサイル発射への非難声明を相次ぎ採択しているが、中国が難色を示し、採択の見送りや遅れが目立っていた。先月24日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射の際は、非難声明が比較的速やかに採択された。4、5の両日に中国で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、同国が協調姿勢を示したとみられている。

 今回は、首脳会議の最中にミサイル発射が強行され、中国としてメンツをつぶされたことが迅速な合意の背景にありそうだ。
 6日の緊急会合は理事国の日米と、安保理外の韓国が開催を要請した。非常任理事国を務める日本の別所浩郎国連大使は会合後、記者団に対し、今回のミサイル発射について「日本の安全保障のみならず、地域や域外にとっても重大な懸念をもたらした」と非難した。
 
 北朝鮮は一連の非難声明を無視し、発射を常態化させており、追加制裁を求める声が安保理内で強まっている。これについて別所大使は「安保理が取り得る適切な追加措置について、検討を要請する必要があると思う」と述べた。


国連安保理 北ミサイル発射非難の報道声明採択  (聯合ニュース)

2016年09月07日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
国連安保理 北ミサイル発射非難の報道声明採択
聯合ニュース 2016/09/07 08:49

【聯合ニュース】

国連安全保障理事会が6日(米東部時間)、緊急会合を開き、北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難する報道機関向け声明を全会一致で採択した。中国も反対しなかったとされる。

 報道向け声明の採択は北朝鮮が5日に中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられる3発を発射したことに対する対応。北朝鮮の弾道ミサイル発射は2006年以降に安保理で採択されたあらゆる種類の弾道ミサイル発射を禁じる対北朝鮮制裁決議に深刻に違反するものだと、強く非難した。また、安保理理事国は北朝鮮の一連の挑発に深刻な憂慮を示しているとし、北朝鮮に核実験を含む新たな挑発の自制と安保理決議の義務の順守を求めた。

 この日の緊急会合は韓国と米国、日本の要請により非公開で開催された。会合の直後、これら3カ国の国連大使は共同会見で、北朝鮮の挑発が安保理決議を明白に違反したと非難した。

 韓国の韓忠熙(ハン・チュンヒ)次席大使は北朝鮮の核・ミサイル発射能力の向上が地域の安保を深刻に脅かし北朝鮮住民の犠牲を招いているとしながら、国際社会が一致した対応を取るべきだと述べた。

一方、国連のドゥジャリク事務総長報道官は記者会見で、「潘基文(パン・ギムン)事務総長は北朝鮮のミサイル発射を明確な決議案違反と見なしており、さらなる挑発を防ぎ、北朝鮮が非核化の道に戻ってこられるよう、国際社会の団結した行動を強調した」と伝えた。