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朝鮮半島では『南北朝鮮による人類史上稀な罵り合い!』が起きていると sputniknews は伝えてる(大笑い) 

2016年09月13日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
​「灰に帰すぞ!」南北朝鮮は罵り合いはヒトラーさえ口にしなかったレベルに
sputniknews 2016年09月13日 01:18(

 9月11日、韓国は「北朝鮮を灰に帰する」と約した。韓国国防省は北への先制ミサイル攻撃計画をすでに構築したことを明らかにした。今まで北朝鮮が韓国に対してこうしたレトリックを振りかざしたことは何度もあったが、韓国が同じ語調で威嚇し始めるとは誰も想像だにしなかった。

 「ピョンヤンの各地区、特に北朝鮮指導部が潜んでいるとされている場所は完全に破壊されるだろう…。言い換えれば北朝鮮の首都は灰と化し、地図上から姿を消すということだ。」聨合ニュースは韓国軍部内の消息筋の発言を引用して報じている。こうした威嚇は9月9日、北朝鮮が新たな核実験を行った後に出されたものだ。

 なぜ北朝鮮の核実験は、それをめぐるパニックほど恐ろしくないのか?こうしたレトリックを国際社会はもっぱら「予期できない」北朝鮮指導者の側から聞かされることに慣れてきた。

 7月初め、韓国に米国の戦域高高度防衛ミサイル「THAAD」が配備されるというニュースにも北朝鮮は従来の煽動を繰り返し、韓国を「火の海」に変えてやると息巻いていた。

  8月末に実施された米韓合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」に対しても北朝鮮は「帝国主義者ども」、つまり韓国のみならず米国も「核の灰」に帰すと威嚇している。だが「ノーマル」な韓国のほうは今まではこうした煽動的声明を表すことはなかった。

 ロシア科学アカデミー経済研究所、ロシア・アジア戦略センターのゲオルギー・トロラヤ所長はスプートニクからのインタビューに対し、「公の場で互いを殺すと脅しあうなどスターリンとヒトラーでさえやらなかった」とコメントしている。
 一方でトロラヤ氏は性急に放射能防御手段を用意したりせず、双方の攻撃的な口調は単なるレトリックであると受け止めるよう呼びかけている


。 スプートニクのアンケート調査で、過去最大規模の核実験を行った北朝鮮への働きかけをたずねたところ、アンケート参加者の3割が核の終末にどこのシェルターに隠れるべきか考え始めていることがわかった。

 トロラヤ氏の見解では、脅かすような声明には一様に「国内的に利用」する意図があり、「自国には米国の核の傘には拠らずに自力で防衛する手段があることを示して世論を沈めるためのもの。」

 聨合ニュースが引用した韓国軍部消息筋の話には実際、フガス弾と地対地級の「玄武」ミサイル2AS、2BS、3Sを使用する計画が表されている。こうした攻撃計画の公表が韓国内で独自の核兵器の開発に支持を示し始めた勢力をなだめるものであることも除外できない。

北朝鮮に関していえば、トロラヤ氏いわく、北朝鮮だって誰かに攻撃をしかけようとはしていない。北が採る措置も同じくかなりの割合で国内のオーディエンスに向けたものであり、また核の煽動も含め、北朝鮮がすでに10年以上にわたって最悪のメソッドで認識を勝ち取ろうしている米国民もその対象となっている。

 同時にほんのささいな軍事行為を軽率にもとった場合、この体制にとっては取り返しのつかない崩壊を意味する。これを隣国の韓国は思い知らせたというわけだ。

 韓国大統領、初訪問のロシアに何を期待?このためトロラヤ氏は「北朝鮮の煽動プロパガンダは公正な分析を含むものではない。核ポテンシャルの拡大は彼らにとっては自分たちに向けていかなる軍事行動も採られないということへの保証でしかない」と断言している。

 このように軍事衝突のシナリオは今までと変わらず非現実的な話でありつづけている。 だが制裁という圧力に建設的なポテンシャルがあるかという点についてはトロラヤ氏はかなり懐疑的だ。

 「過去25年が示したものは制裁は全く効き目がないということだ。なぜならまさにこの間に北朝鮮は簡単な核実験から始め、最後は完全な核ミサイルまで到達してしまったからだ。なんらかの新たな戦略が必要だ。このことはロシアでも中国でもよく理解されている。」

 トロラヤ氏はこう語る。 トロラヤ氏は、最終的には唯一の北朝鮮対策は相手と闘おうとせず、合意を図ろうとすることだと語る。

 「北朝鮮は合目的的にハードルを上げてくる。それはこうした強い立場から交渉にのぞみ、まず米国との間に何らかの妥協を達成しようという意図があるからに他ならない。」

  ところが米国は北朝鮮の体制とは全く話をする気がない。なぜなら北朝鮮はあらゆる西側の理想、「アメリカンドリーム」とは正反対の位置にあるからだ。米国は北の体制が崩壊する時をひたすら待っているが、相手は諸処の困難にも負けず、まだ続いている。トロラヤ氏は、時間が経過するほど代価は跳ね上がり、話をまとめるのは難しくなっていくと危惧感を表した。

核使用兆候あれば平壌一部を集中攻撃へ 韓国軍 (聯合ニュース)

2016年09月13日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
核使用兆候あれば平壌一部を集中攻撃へ 韓国軍
2016/09/11 10:28 聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局が北朝鮮の5回目核実験を受けた対応として、平壌を一定のエリアに分け、北朝鮮による核兵器の使用兆候をとらえれば金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら戦争指揮部が拠点とするか潜んでいると思われるエリアを集中攻撃する作戦概念を発展させている。

 軍筋は11日、国防部が国会に報告した「大量反撃報復(KMPR=Korea Massive Punishment&Retaliation)」について「平壌の一定区域を地図から完全に消滅させる概念と見なせばよい」としながら、このように説明した。
 

この作戦では地対地弾道ミサイルの「玄武2A」(射程300キロ)と「玄武2B」(射程500キロ)、巡航ミサイル「玄武3」(射程1000キロ)などのミサイルを総動員する。軍はそのために玄武系の弾道ミサイルを大幅に増やす計画だ。射程800キロのミサイルも来年までに発射実験を完了し配備されるとみられる。

 この軍筋は「現在のわれわれの弾道、巡航ミサイル能力でも相当水準の反撃報復が可能であることをわが軍自ら明らかにするのはこれが初めて」としながら、核兵器を持たない状況ではKMPRが最善の作戦概念だとした。

 また軍は、北朝鮮に核兵器の使用兆候がみられた場合に金委員長ら戦争指揮部を排除する任務を担う特殊作戦部隊を別途編成した。軍筋によると、特殊戦司令部から選抜された精鋭部隊で、北朝鮮の指揮部を直接狙い攻撃、報復することになる。

米爆撃機B1Bの韓国展開延期 北核実験の対応に温度差か (聯合ニュース)

2016年09月13日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
米爆撃機B1Bの韓国展開延期 北核実験の対応に温度差か
聯合ニュース 2016/09/12 10:34

【ソウル聯合ニュース】米国は12日、北朝鮮の5回目の核実験に対応し計画していた戦略爆撃機B1Bの韓国展開を天候不良を理由に延期した。在韓米軍関係者が明らかにした。

B1Bの韓国展開は北朝鮮の核実験を受けた韓米両国の初めての実質的な措置だった。天候不調のためとはいえ、韓米間で事態の厳重さに対する認識に温度差があるとの懸念が出ている。

 同関係者によると、グアム基地に配備されているB1Bは現地の強風のため、離陸できなかった。韓国への展開は「少なくとも24時間延期することにした」と伝えた。

 米国は当初、B1Bの2機を在韓米軍基地があるソウル郊外の烏山空軍基地の上空に展開し、武力示威を行う予定だった。

 北朝鮮の核実験からわすか3日で核爆撃が可能な米国の戦略兵器を韓国に緊急出動させ、北朝鮮の新たな挑発に対する韓米同盟の強力な対応姿勢を示す方針だった。

 北朝鮮が韓国への核攻撃に乗り出す場合、米国が主な戦略兵器を使い、韓国を米本土と同水準に防御する「拡張抑止」の方針を再確認する措置でもあった。

 B1BとB52、B2は米軍の3大戦略爆撃機とされ、核爆弾B61とB83を最大24発搭載してマッハ1.2で飛行できる。全面的な核戦争に備えた最強の兵器とされる。

 だが、単なる天候問題でB1Bの韓国展開を延期し、米国が韓国などとは異なり、北朝鮮の核実験を受けた朝鮮半島情勢を深刻に受け止めていないとの指摘がある。在韓米軍関係者は「北朝鮮の挑発に対し、報復の意志を見せつけるという米国の立場に変わりはない」と説明。「気象条件が良くなり次第、B1Bを含む戦略兵器を韓国に展開する」と強調した。

 米国はB1Bを皮切りに広範囲な破壊力を持つ戦略兵器を相次いで韓国に派遣し、北朝鮮への軍事的な圧力を強める方針だ。

 来月10~15日、黄海と済州島の南海上で実施される韓米合同の空母打撃群演習には米国の原子力空母ロナルド・レーガンが参加するとされる。