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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

核実験自制を決議 米主導、禁止条約発効促す 「北朝鮮」で必要性喚起・国連安保理 (時事通信)

2016年09月25日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
核実験自制を決議 米主導、禁止条約発効促す 「北朝鮮」で必要性喚起・国連安保理
時事通信 2016/09/24-00:51)

【ニューヨーク時事】

 国連安全保障理事会は23日午前(日本時間同日夜)、発効が遅れている包括的核実験禁止条約(CTBT)に関する会合を開き、爆発を伴うあらゆる核実験を自制するようすべての国に求めた米主導の決議を賛成14、反対0、棄権1の賛成多数で採択した。条約の早期発効が「核兵器なき世界」の実現に寄与するとして、未署名、未批准の国に速やかに手続きを終えるよう求める内容となっている。
 
 エジプトが棄権した。会合に出席したケリー米国務長官は採択に先立ち、「核実験に反対する今日の世界の事実上の規範を再確認するものだ」と決議の意義を強調。その上で、北朝鮮が強行した5回目の核実験に言及し、「CTBTを支持することの絶対的な必要性を思い起こさせた」と述べた。
 
 決議は、核なき世界を提唱するオバマ米大統領の意向を反映したものと位置付けられている。強制措置を可能にする国連憲章7章に基づく決議ではなく、法的拘束力は弱い。ただ、核実験の監視や検証体制の強化に向け各国に支援を求めるなどしており、核不拡散に一定の効果が期待される。国際社会の声を無視して核実験を繰り返す北朝鮮の孤立を鮮明にする効果もありそうだ。

THAAD配備予定地変更が事実上決定 週内にも発表か ( 聯合ニュース )

2016年09月25日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
THAAD配備予定地変更が事実上決定 週内にも発表か
聯合ニュース  2016/09/25 10:16

【ソウル聯合ニュース】

韓米の軍当局は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備予定地を南部の慶尚北道星州郡にある星山砲兵部隊からゴルフ場「ロッテスカイヒル星州カントリークラブ」に変更することを事実上決定し、今週中にも発表する予定であることが分かった。

韓米は7月、THAADの配備予定地に星山砲兵部隊を決めたと発表した。しかし、周辺住民らがレーダーの電磁波による健康被害問題などを取り上げて強く反発したため、星州郡が郡内の別の場所に変更するよう要請。韓米共同実務団が先月末から同ゴルフ場など新たな候補地3カ所を選定し評価作業を行ってきた。

 韓国国防部の関係者は25日、「候補地3カ所の評価が事実上終わった。住民への説明後、今月中に評価結果が発表されると承知している」と述べた。

 発表は国防部(26日)と韓国軍合同参謀本部(27日)に対する国会の国政監査が終わってから行われる可能性が高いとみられる。

 候補地となったゴルフ場は海抜680メートルで、星山砲兵部隊(同383メートル)より高い。レーダーの電磁波による健康被害の懸念も少なく、進入路など基盤施設が整っているため大規模な工事も不要だ。

 ただ、同ゴルフ場が配備予定地に決定した場合も課題は残る。レーダーが慶尚北道金泉市の方角に向けられるため同市住民が既に反発しているほか、ゴルフ場から直線距離で500メートルの場所に宗教団体の聖地があり、同団体も反対している。また、ゴルフ場を所有するロッテ側との交渉も進めなければならない。