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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

北朝鮮核問題でプーチン氏との連携強化へ 朴大統領  (聯合ニュース)

2016年09月05日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮核問題でプーチン氏との連携強化へ 朴大統領
聯合ニュース2016/09/03 18:44

【ウラジオストク聯合ニュース】

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日、ロシア・ウラジオストクでプーチン大統領と会談した後に共同記者会見を行い、「北の核問題解決のためプーチン大統領と戦略的な疎通をさらに強化することにした」と述べた。

 朴大統領は「東方経済フォーラム」への出席を機に開かれた今回の韓ロ首脳会談について、「北の核問題をめぐり、両国がパートナーであることを確認する場だった」と説明。「韓ロ協力をさらに拡大していくためには地域の大きな安保脅威となっている北の核とミサイル問題を速やかに解消することが重要だ」と強調した。

 また、「高度化している北の核とSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)など弾道ミサイルはわずか数分の射程にあるわれわれにとっては死活問題だ」と述べた。

 ロシアが反対している米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備問題については言及しなかったが、配備の必要性を説明し、プーチン大統領の理解を求めた。

 朴大統領は「こうした状況で国と国民を守るため、必要なすべての措置を講じるしかない」と述べ、THAADの配備は自衛的な措置との立場をあらためて力説した。

 朴大統領とプーチン大統領が会談を行うのは4回目で、昨年11月以来となる。

朴大統領 習主席に「北の核問題解決すればTHAAD不要」 (聯合ニュース)

2016年09月05日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
朴大統領 習主席に「北の核問題解決すればTHAAD不要」
聯合ニュース 2016/09/05 15:25

【杭州聯合ニュース】20カ国・地域(G20)首脳会合に出席するため、中国・杭州を訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日、中国の習近平国家主席と首脳会談を行い、中国が反対する米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を決めたことに関連し、「韓米中による意見交換を通じ、建設的かつ包括的な議論をしていくことを願う」と述べた。

 朴大統領に同行している青瓦台(大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官が会見で明らかにした。

青瓦台によると、朴大統領は「THAADは北の核とミサイルに対応する手段として配備するのであり、第三国の安全保障上の利益を侵害する理由も必要もない」と強調。その上で、「北の核・ミサイル問題が解決すれば(THAADは)必要ない」との考えを明確に示したという。

 また朴大統領は、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射してから、韓国国民の北朝鮮に対する懸念はこれまでになく高まっており、被害を受ける可能性がある韓国国民が感じる脅威は中国が感じる脅威のレベルとは差があると指摘した。

 さらに、「THAADと関連して中国に説明したわれわれの立場は必ず守る」とした上で、「韓中の相互理解を高めるための意見交換を続けていくことが重要だ。両国間にすでに存在する多様な戦略対話と共に多国間会議の機会にTHAADを含む様々な関心事について意見交換を続けていくことを期待する」と話した。

 金秘書官は会見で「朴大統領はTHAADの配備問題に関する韓中双方の立場はすでに様々な機に表明しているため、再びその内容に対し説明するというより、なぜわれわれが北の脅威の深刻さや緊急性に対応し、自衛的防衛措置を取ることができなかったかについて、われわれの立場を説明した」と話した。

 また「THAAD問題に関して両首脳は双方の基本的な立場にのっとり意見交換し、今後も様々な対話を継続していくことになった」と説明した。

東・南シナ海で自制要求 安倍首相、5日に習氏と会談 (時事通信)

2016年09月05日 | 東アジアニュース
東・南シナ海で自制要求=安倍首相、5日に習氏と会談
時事通信 2016/09/05-00:17)

【杭州時事】

安倍晋三首相は4日、20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため中国・杭州を訪れた。5日午後に習近平国家主席との日中首脳会談に臨み、東・南シナ海への進出を活発化させている中国に自制を求める。沖縄県・尖閣諸島周辺で公船の領海侵入が先月相次いだことから、首相は再発防止を要求するとともに、偶発的衝突を回避する「海空連絡メカニズム」の構築に向け年内の正式合意を目指す。
 
両首脳の会談は、昨年4月にジャカルタで行われて以来。日中防衛当局間のホットライン設置など海空連絡メカニズムについて、日本側は事務レベルの協議を加速させ、早期の運用開始につなげたい考えだ。また、中国が東シナ海の日中中間線付近で進めるガス田開発をめぐっても、停滞している共同開発交渉の進展を狙う

中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題では、首相は中国の権利主張を退けた先の仲裁裁判所の判決を順守するよう習主席に促す意向だ。これに関し首相は4日、羽田空港で記者団に「法の支配、航行の自由の尊重は、地域の平和と発展のために重要だ」と強調した。
 首脳会談では北朝鮮の核・ミサイル開発への対応も議題となる見通し。首相は、北朝鮮制裁を含む国連安保理決議の完全な履行について中国側の協力を求める考えだ。

首相はまた、韓国の朴槿恵大統領と、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の開催地ラオスで会談する。首相は中韓両首脳との会談について「隣国であるが故にさまざまな課題がある。未来に向けて関係を発展させていきたい」と記者団に語った。