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米政府、対越武器禁輸を全面解除 クアン国家主席とオバマ大統領が会談 (VIETJO ベトナムニュース )

2016年05月24日 | ASEAN諸国ニュース
米政府、対越武器禁輸を全面解除 クアン国家主席とオバマ大統領が会談
VIETJO ベトナムニュース  016/05/23 19:57 JST配信

チャン・ダイ・クアン国家主席は23日午前、ベトナムを公式訪問中のバラク・オバマ米大統領とハノイ市で会談した。両者は同日午後、記者会見を開いて会談の結果を発表し、米政府がベトナムに対して殺傷力のある武器の禁輸令を全面解除することを明らかにした。武器禁輸令はベトナム戦争終結以来続いてきたもので、2014年に一部が解除された。

 クアン国家主席は、武器禁輸令の全面解除について、「越米関係が完全に正常化したことを表すもの」として、米国のこの決定を評価し、オバマ大統領並びに米国国民に謝辞を述べた。

 両者は会談で、2013年7月発表の包括的パートナーシップ共同声明及び2015年7月発表の共同ビジョン声明の実施状況などについて話し合った。また、両国の包括的パートナーシップを更に強化し、両国関係において協力と発展を中心的な目標として位置付けることで一致した。

 両国関係の今後の方向性については、相互理解を深めると共に、経済、貿易、投資、科学技術、人材育成、気候変動対策をはじめとする各分野での協力を優先し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の早期発効に向けて協力していくことを確認した。

 このほか、両国政府は、南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港周辺の枯葉剤除去プロジェクトが完了した後、東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港周辺での枯葉剤除去プロジェクトを実施するなど、ベトナム戦争の被害を克服すべく協力することで合意した。