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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

フィリピン次期大統領、死刑制度復活の意向表明 (AFP BBNEWS)

2016年05月16日 | ASEAN諸国ニュース
フィリピン次期大統領、死刑制度復活の意向表明
AFP BBNEWS 2016年05月16日 09:25 発信地:ダバオ/フィリピン

【5月16日 AFP】

先週フィリピンで行われた大統領選で勝利したロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)氏(71)は15日、犯罪撲滅策の一環として、死刑制度の復活を目指す意向を明らかにした。また、警察に容疑者の射殺を許可する方針を示した。

 9日の大統領選での大勝後、初めて行った記者会見で同氏は「議会に絞首刑の復活を求める予定だ」と表明。犯罪組織のメンバーや、当局による身柄拘束の試みに対し暴力をもって抵抗した者に対しては、治安当局に射殺命令を出すと述べた。

 フィリピンでは2006年、当時のグロリア・アロヨ(Gloria Arroyo)政権により死刑が廃止された。だがドゥテルテ氏は、死刑を今後、麻薬犯罪や強姦(ごうかん)、殺人や強盗などの広範な犯罪に適用したいと述べている。

 執行方法については、銃殺刑は弾丸の無駄遣いになるとして、絞首刑が望ましいと言明。また、首つり縄で脊椎を損傷させ死に至らしめる絞首刑の方が、より人道的だと主張した。

 同氏はさらに、公共の場での午前2時以降の飲酒や、子どもが大人の同伴なしに深夜に外出することを禁止する措置を導入すると宣言した。子どもが街頭で保護された場合、親が逮捕・収監されることもあるとしている。(c)AFP/Ayee Macaraig

米ミサイル駆逐艦、南シナ海で3回目の「航行の自由作戦」  (VIETJO ベトナムニュース)

2016年05月16日 | 安全保障と南シナ海紛争
米ミサイル駆逐艦、南シナ海で3回目の「航行の自由作戦」
VIETJO ベトナムニュース 2016/05/11 16:41 JST配信

 米海軍のミサイル駆逐艦「ウィリアム・P・ローレンス(USS William P. Lawrence)」が10日、南シナ海のチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)のチュータップ岩礁(英名:ファイアリー・クロス礁、中国名:永暑礁)から12海里(約22km)内を航行した。南シナ海における米海軍の「航行の自由作戦」は、ここ半年で今回が3回目となる。

 これに先立ち、2015年10月27日に米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン(USS Lassen)」がチュオンサ諸島にあるスビ礁(中国名:渚碧礁)で中国が埋め立てた人工島から12海里内を航行した。更に、1月30日には米海軍のミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー(USS Curtis Wilbur)」も、南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)にあるチートン島(英名:トリトン島、中国名:中建島)から12海里内を航行した。

 3回にわたる米海軍の航行は、南シナ海における航行の自由を主張する米当局の立場を示すもの。今回の「航行の自由作戦」は、バラク・オバマ米大統領のベトナム公式訪問(5月22日~25日)を控えて、ベトナムを支持する立場を表すとも捉えられている。

 なお、中国はチュータップ岩礁で埋め立てを行い、人工島を建造している。この人工島は、全長3kmの大規模な滑走路や深水港などの軍事施設が設置され、将来的には南シナ海における同国軍の中心的な基地になると見られている。