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首相「積極平和」を説明 日・ASEAN首脳会議  ( 時事通信 )

2013年10月09日 | ASEAN諸国ニュース
首相「積極平和」を説明=日・ASEAN首脳会議
時事通信 2013/10/09-14:24)

 【バンダルスリブガワン時事】安倍晋三首相と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国首脳による日・ASEAN首脳会議が9日午後(日本時間同)、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで開かれた。首相は外交政策で掲げる「積極的平和主義」の意図を説明。中国とASEAN一部加盟国の南シナ海での領有権争いを踏まえ、日本として海洋の安全確保に取り組む決意を表明する。
 首相は積極的平和主義について、世界の平和と安定にこれまで以上に貢献していく考え方であることを説明。日本版NSC(国家安全保障会議)設置や国家安保戦略の策定は、そのための国内基盤づくりだとして、ASEAN各国の理解を求める。
 首相は今年1月、「法の支配」の下で海洋秩序を守ることを柱とする東南アジア外交5原則を発表している。これに基づき、南シナ海問題を国際法にのっとって平和的に解決することの重要性を指摘する。
 首相は沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との対立にも言及し、対話を通じて解決を目指す考えを強調。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、各国に重ねて協力を要請する。