有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

一匹金魚

2010年07月22日 02時53分35秒 | モブログ
金魚がバタバタと死んでしまった。

かれこれ二年になる普通の金魚すくいで貰ってきた金魚。

残ったのは一匹だけになってしまった。
始めは七匹だったと思う。

暑くて水温が上がったのがいけなかったのか、私の飼育がいけなかったのか…。

前夜遅く一匹浮いているのを見ていた。
泳いでいるのが確認できていたのは二匹だった。
でも昼を過ぎて泳いでるのは一匹だけになっていた。

残った金魚は寂しいかな?
感情が有るのか無いのかさえ分からない小さな生き物はこの夏を越せるかしら。

妹のとこの金魚も夏を前に数を減らしてしまったそうだ。
うちより一年長く飼われてるんじゃないかな。

ベランダに置かれた小さな水槽は金魚にとって住み良い環境には思えないけど、うちのベランダには電源が無いので空気ポンプも入れてやれない。

息子が通う小学校の廊下には空気ポンプも設置された大きめの水槽に、かなり年季の入った金魚が居る。
昔実家の玄関にも大きく育ったのが居たなあ。

その金魚だったか用水路で拾った赤いヘラブナだかが、松かさ病にかかってしまい、私はそれを見て以来、鱗や松かさやそれに見える凸凹が大の苦手になってしまった。

金魚すくいの金魚は弱いので、息子達にはもし金魚すくいをしても連れ帰るのは禁止していた。

たまたま近所のお祭りで、最後に残った金券を使いきるのに金魚すくいの模擬店を選んだら、列んでる途中でポイが尽きたとかで金魚が配られた。

息子達が喜んで、それから列び直せる模擬店も無く、仕方なく金魚を迎え入れた。

まさか生き残るとは思ってなかったというのが本当のところ。

松かさ病恐怖症から立ち直れたわけではないけど、今年の夏はまた新しく金魚を迎えてしまいそうだなあ。

ちなみに私も金魚すくいは実は割と好き。
金魚すくい大会では禁じ手だと思うけど、ヘリを使えばポイの当たり外れにもよるけどそれなりにすくう。
一度通りすがりの人にサクラに間違われた事もある。

もっと得意なのは鶉すくい。
最近お祭りにもあまり行かないし、鶉のヒナはヒヨコや金魚よりずっとか弱くて露店が出ても短時間で店じまいしてしまうからか、もう何年も見ていない。

鶉なら(初めてヒナをゲットした時、テキ屋の小父さんの言葉を鵜呑みにして呆気なく死なせてしまったので獣医さんから教えてもらったので)成長させる事もできるんだけど、金魚はどうもダメだ。

感情が窺い知れなくても生き物が死ぬのは嫌なので、残りの金魚には頑張ってもらいたい。

鶉なら気に入らないとブーイングする。
金魚も私が鈍感なだけで何かサインを送ってたりするのかなあ。
近頃、死んだのも含めて夜になるとずっと水面でパクパクやってるんだけど、暑い?水草の入れすぎで過酸素?
気になりながらも鶉の時みたいに育て方を勉強したりしないのはやっぱり感情が判らないからかも。

ファインディング・ニモでも見て想像力を刺激した方がいいかしら?