転院する際、紹介状という物が必要な場合がある。
それが無いと、原則初診を受け付けてもらえない病院がある。
大きな総合病院なんかがそうだけど、設備とか医師の力量とか、より専門的な治療が必要なケースに対応するための手続きなんだから仕方ない。
それまでの病歴、治療歴から推測される事もあるだろうし、レントゲンやCT、MRIのデータを再検討したり、撮り直したり。
でも、モノによっては余計な先入観でしかない場合もあるんじゃないか?
うちのこどもはそれぞれに発達障害を持っているけど、これはなかなか診断が難しく、専門家も未だ少ないし、医師の見解もバラバラで基準も曖昧なままだ。
長い間違和感を感じながらも別件で受診した小児科でとりあってもらえることは無いまま年月が過ぎ、やっと「これは一度診てもらった方がいいんじゃないかな?」と他の科に予約を入れてもらっても、畑違いで振り出しに戻り、専門外の親切な医師が探してくれたクリニックに出掛けてケチョンケチョンに言われて凹み、元の病院に戻って月一受診3ヶ月目でやっとこどもの専門病院に紹介状を書いてもらった。
「実は私もここの前に居たんです。転院しても同じですよ。」
それもそのはず、同じ専門分野の違うままの科なんだもん。
それくらい、発達障害の専門医に辿り着くのは難しい事だった。
たまたまその紹介された医師が発達障害の事もよく研究されていたので初めて納得の説明を受けられたばかりか目から鱗な気付きまで頂けたけど、それはすごく運が良かったんだと思う。
でも、経過観察を続けているうちに医師が転勤になり、引き継いだ医師はそれまでの「このくらい」判定だった。(科はそのまま、神経科。その病院で言う発達科は発達障害とは発達違いだった。今はちょっと違ってるはず。)
そして長男は小児科の範疇から出て、次男はしばらくのブランクの後、排泄の障害を診てふもらっている外科の医師の采配で心理科にもかかる事になった。
そこでは言葉は優しいし、こどもに対する気遣いは感じられるものの、ちょっと複雑な家庭事情にポイントを置かれて微妙に照準がずれてる気がする。
で、何をどうするべきなのか結局靄がかかったまま。
ただ、長男には次にいってみるべき病院を教えてもらえた(始めは「予約入れてくれたら紹介状書くで」と言ってくれてたんだけど、その医師の診察は長男は受けていない事もあってか、単にめんどくさくなったのか、次男の診察ついでに病院の名称を教えてくれて、「僕から聞いたって名前出してくれたらええよ。どうしても紹介状を持って来いって言われたらまた言うて。」と、言ってくれた。)ので、電話で事前相談だけで今の病院に診てもらえる事になった。
さらには長男がかかりはじめてから、自分自身の疑問がほぼ確信になっていたので、相談してみたら、こちらはその時の掛かり付け医師に紹介状を書いてもらって予約を取るように言われた。
多少めんどうではあっても転院して確定診断を受けるに至った。
前の掛かり付けでも相談してみた事はあるんだけど、専門外ってとこで止まってた。
初診が10年前なので、紹介しようにも専門医はまだろくに居なかったかもしれない。
こどもにしても、私にしても、どうして何らかの症状が起きているのか、根本原因を把握しているかどうかって、結構大きい。
途中の発症のきっかけだけでは考え違いな治療になっちゃう場合だってあるんだよね。
根っこがどこなのか判れば、どっちへ進めば良いのか少しでも無駄な苦しみをわざわざしょいこまなくても済む事が増えると思う。
ただ、次男坊に関しては、根っこは判ってても、本人の意識がちゃんと問題に向き合えてなくて、進む方向も未だ選べてすらいない。
本当なら次男の発達と成長のペースに合わせてのんびり構えてたいんだけど、それを温かく見守ってくれる世の中では無い。
せめて私が経済力を持っていればなんとか尽くせる手もあるかもしれないけど、それも難しい。
これは病院で治療すれば治るような障害でもなければ、こうすれば問題無しって方法があるわけでもない。
受験に向けてと言う言葉が医師から出たのも遅かった。それまで受診の度に不安を訴えたけど、とにかく本人の心の安定に焦点が合わせられていた。
で、三年生になってやっと。でも、先ずはIQテストから。予約を入れて、テストを受けて、採点を待って、診察日にそれをもとにアドバイスを受ける。
時間をかけてやっと出たのは「勉強ができないのがおかしいくらい高いIQ」で「勉強のやり方を知らない」という評価。
本人のエンジンは全然かからない。
どないせーっちゅうねん。泣きが入るのは私。
勉強を教えてもらうにも、人の好き嫌いが激しい次男は先生でつまずく。
もっとずっと小さい頃から相性の良い先生にずっと継続して授業を受ける事ができたら、困った事は無くならなくても勉強はできるようになってたかもね。
時間をかけて通院してそれでどうなるってもんでもなくて、なんだか色々申し訳ないような気持ちにもなり、体力的にも経済的にも負担もあり、かといってさらなる不安を招くので止めるわけにもいかず、次の予約をして帰る。
さらに次男は毎年のように学校の検尿でひっかかるので、その度にこれは近所の小児科で再検査、で、数値が低いので経過観察となるんだけど、この先を考えるとそろそろ内科の掛かり付けを探しておかないとな。
小児科の先生は継続して診て下さるそうだけど、今後の事を考えると家族そろってデータを残していけるあまり遠くない内科の掛かり付けをキープしたい。
できれば何かあって紹介してもらって大病院に、なんて時に、どこの病院に繋がってるかが分かるといいな。
いつもは風邪かなってくらいでは病院には行かないんだけど、ある程度動けて判断力もあまり低すぎない状態で掛かり付けに好ましいかどうか見聞したい。
一癖ある私とこどもにどんな反応を返してくるかも見極めないと。
相性の悪いセンセイでは治るものも治らなくなる気がする。
ふと昔お世話になってた内科医を思い出したぞ。
中学の時に予防接種で注射嫌いの私が「痛い?」と訊いたら「普通の注射は針一本やけど、こんなに並んでんやから痛いで~。」とBCGの丸い筒の中を見せてくれた。なんか笑った~。
中学の校医さんは二人いて、ツベルクリンや他の予防接種はもう一人の無表情な先生で、緊張したけど、BCGを受けた事がきっかけで、掛かり付け医をかえた。
その後、体調不良で医院に行って「どうしましたか?」の決まり文句に「風邪ひいたみたいで…」と応えたら「風邪かどうかは医者が判断することや。」と叱られたっけ。(笑)
休診日にはよく勉強に出掛けてらした。
看護婦さんが「うちの先生、働き過ぎや」と心配してた。
ちょっと古いとこもあって、熱があると「お風呂はやめときなさい」と。でも私は気持ち悪い汗を流さないと気が落ち着かないので「はい」と応えながら帰宅したらシャワー。
せっかくのアドバイスを無にしてごめんなさい。
こどもがすんごい注射を嫌がって叱られた事もあったな。
発達障害持ちのこどもって手こずらせるんだよね。
でも、年齢が年齢なので、よっぽど理解をお持ちの方でないと怒らせちゃうんだよなー。
こどもも叱られるし、親も叱られる。トホホですよ。
元気かなあ先生。
発達障害への理解はともかく、判断力であの先生くらいに信頼できる内科医さん出会いたいな。
モートン病では紹介状持って転々としたなあ。それでもなんとか対処してもらえる専門医に辿り着けて良かった。
長男の手指の症状の時といい、単に整形外科ではどうにもならないくらい実は細かく専門分野があるんだって分かったのも良かった。
年内に胃の検査を受けておきたいけど、またあちこちウロウロするはめにならないといいな。
それが無いと、原則初診を受け付けてもらえない病院がある。
大きな総合病院なんかがそうだけど、設備とか医師の力量とか、より専門的な治療が必要なケースに対応するための手続きなんだから仕方ない。
それまでの病歴、治療歴から推測される事もあるだろうし、レントゲンやCT、MRIのデータを再検討したり、撮り直したり。
でも、モノによっては余計な先入観でしかない場合もあるんじゃないか?
うちのこどもはそれぞれに発達障害を持っているけど、これはなかなか診断が難しく、専門家も未だ少ないし、医師の見解もバラバラで基準も曖昧なままだ。
長い間違和感を感じながらも別件で受診した小児科でとりあってもらえることは無いまま年月が過ぎ、やっと「これは一度診てもらった方がいいんじゃないかな?」と他の科に予約を入れてもらっても、畑違いで振り出しに戻り、専門外の親切な医師が探してくれたクリニックに出掛けてケチョンケチョンに言われて凹み、元の病院に戻って月一受診3ヶ月目でやっとこどもの専門病院に紹介状を書いてもらった。
「実は私もここの前に居たんです。転院しても同じですよ。」
それもそのはず、同じ専門分野の違うままの科なんだもん。
それくらい、発達障害の専門医に辿り着くのは難しい事だった。
たまたまその紹介された医師が発達障害の事もよく研究されていたので初めて納得の説明を受けられたばかりか目から鱗な気付きまで頂けたけど、それはすごく運が良かったんだと思う。
でも、経過観察を続けているうちに医師が転勤になり、引き継いだ医師はそれまでの「このくらい」判定だった。(科はそのまま、神経科。その病院で言う発達科は発達障害とは発達違いだった。今はちょっと違ってるはず。)
そして長男は小児科の範疇から出て、次男はしばらくのブランクの後、排泄の障害を診てふもらっている外科の医師の采配で心理科にもかかる事になった。
そこでは言葉は優しいし、こどもに対する気遣いは感じられるものの、ちょっと複雑な家庭事情にポイントを置かれて微妙に照準がずれてる気がする。
で、何をどうするべきなのか結局靄がかかったまま。
ただ、長男には次にいってみるべき病院を教えてもらえた(始めは「予約入れてくれたら紹介状書くで」と言ってくれてたんだけど、その医師の診察は長男は受けていない事もあってか、単にめんどくさくなったのか、次男の診察ついでに病院の名称を教えてくれて、「僕から聞いたって名前出してくれたらええよ。どうしても紹介状を持って来いって言われたらまた言うて。」と、言ってくれた。)ので、電話で事前相談だけで今の病院に診てもらえる事になった。
さらには長男がかかりはじめてから、自分自身の疑問がほぼ確信になっていたので、相談してみたら、こちらはその時の掛かり付け医師に紹介状を書いてもらって予約を取るように言われた。
多少めんどうではあっても転院して確定診断を受けるに至った。
前の掛かり付けでも相談してみた事はあるんだけど、専門外ってとこで止まってた。
初診が10年前なので、紹介しようにも専門医はまだろくに居なかったかもしれない。
こどもにしても、私にしても、どうして何らかの症状が起きているのか、根本原因を把握しているかどうかって、結構大きい。
途中の発症のきっかけだけでは考え違いな治療になっちゃう場合だってあるんだよね。
根っこがどこなのか判れば、どっちへ進めば良いのか少しでも無駄な苦しみをわざわざしょいこまなくても済む事が増えると思う。
ただ、次男坊に関しては、根っこは判ってても、本人の意識がちゃんと問題に向き合えてなくて、進む方向も未だ選べてすらいない。
本当なら次男の発達と成長のペースに合わせてのんびり構えてたいんだけど、それを温かく見守ってくれる世の中では無い。
せめて私が経済力を持っていればなんとか尽くせる手もあるかもしれないけど、それも難しい。
これは病院で治療すれば治るような障害でもなければ、こうすれば問題無しって方法があるわけでもない。
受験に向けてと言う言葉が医師から出たのも遅かった。それまで受診の度に不安を訴えたけど、とにかく本人の心の安定に焦点が合わせられていた。
で、三年生になってやっと。でも、先ずはIQテストから。予約を入れて、テストを受けて、採点を待って、診察日にそれをもとにアドバイスを受ける。
時間をかけてやっと出たのは「勉強ができないのがおかしいくらい高いIQ」で「勉強のやり方を知らない」という評価。
本人のエンジンは全然かからない。
どないせーっちゅうねん。泣きが入るのは私。
勉強を教えてもらうにも、人の好き嫌いが激しい次男は先生でつまずく。
もっとずっと小さい頃から相性の良い先生にずっと継続して授業を受ける事ができたら、困った事は無くならなくても勉強はできるようになってたかもね。
時間をかけて通院してそれでどうなるってもんでもなくて、なんだか色々申し訳ないような気持ちにもなり、体力的にも経済的にも負担もあり、かといってさらなる不安を招くので止めるわけにもいかず、次の予約をして帰る。
さらに次男は毎年のように学校の検尿でひっかかるので、その度にこれは近所の小児科で再検査、で、数値が低いので経過観察となるんだけど、この先を考えるとそろそろ内科の掛かり付けを探しておかないとな。
小児科の先生は継続して診て下さるそうだけど、今後の事を考えると家族そろってデータを残していけるあまり遠くない内科の掛かり付けをキープしたい。
できれば何かあって紹介してもらって大病院に、なんて時に、どこの病院に繋がってるかが分かるといいな。
いつもは風邪かなってくらいでは病院には行かないんだけど、ある程度動けて判断力もあまり低すぎない状態で掛かり付けに好ましいかどうか見聞したい。
一癖ある私とこどもにどんな反応を返してくるかも見極めないと。
相性の悪いセンセイでは治るものも治らなくなる気がする。
ふと昔お世話になってた内科医を思い出したぞ。
中学の時に予防接種で注射嫌いの私が「痛い?」と訊いたら「普通の注射は針一本やけど、こんなに並んでんやから痛いで~。」とBCGの丸い筒の中を見せてくれた。なんか笑った~。
中学の校医さんは二人いて、ツベルクリンや他の予防接種はもう一人の無表情な先生で、緊張したけど、BCGを受けた事がきっかけで、掛かり付け医をかえた。
その後、体調不良で医院に行って「どうしましたか?」の決まり文句に「風邪ひいたみたいで…」と応えたら「風邪かどうかは医者が判断することや。」と叱られたっけ。(笑)
休診日にはよく勉強に出掛けてらした。
看護婦さんが「うちの先生、働き過ぎや」と心配してた。
ちょっと古いとこもあって、熱があると「お風呂はやめときなさい」と。でも私は気持ち悪い汗を流さないと気が落ち着かないので「はい」と応えながら帰宅したらシャワー。
せっかくのアドバイスを無にしてごめんなさい。
こどもがすんごい注射を嫌がって叱られた事もあったな。
発達障害持ちのこどもって手こずらせるんだよね。
でも、年齢が年齢なので、よっぽど理解をお持ちの方でないと怒らせちゃうんだよなー。
こどもも叱られるし、親も叱られる。トホホですよ。
元気かなあ先生。
発達障害への理解はともかく、判断力であの先生くらいに信頼できる内科医さん出会いたいな。
モートン病では紹介状持って転々としたなあ。それでもなんとか対処してもらえる専門医に辿り着けて良かった。
長男の手指の症状の時といい、単に整形外科ではどうにもならないくらい実は細かく専門分野があるんだって分かったのも良かった。
年内に胃の検査を受けておきたいけど、またあちこちウロウロするはめにならないといいな。