視界に広がるのは巨大な月。
空の半分を覆うように昇った。
(月が出てきたのは夜中にベランダで見た半月が印象的だったからだろう。)
ギョッとして指を指す。
よく見ると真ん中あたりに本来の月が。
後ろの巨大月と比べれば普通に見えるそれもそれなりの高度なのに昇ったばかりくらいに大きく見える。
私以外の人には巨大月は見えないらしく、月を指さして震える私を通りすがりの人が奇異の目で見る。
巨大月から何かが出た(伸びた?)恐怖に駆られて逃げようとするけど、居合わせた人にはそれが見えないから意味が分からない。
おじいさんが「どうした?何を慌ててる?」と介抱してくれた。
次の瞬間巨大月ごとそれは消えた。
けど時間が抜き取られただけだった。
私(だったんだけど、ここから時々私の視点は俯瞰になって、私は私ではない役者さんになる。)の右手側面小指と手首の間のあたりに小さな傷がついていて、ちっさな四角いテープか何かで閉じられている。
それは俯瞰する私には分かっていても、実際に動いている私は気付いていない。
それからヘンテコなサイドストーリーの展開。
記憶に残ったのはある建物のオーナーの若い男女。兄妹?
建物は一階が倉庫みたいで奥まって高い壁にポストがある。
(前夜ゴミ出しついでに集合ポストに寄った。チラシばっかりな事が多いけど、今回は封書も何通か有った。それと就寝前に読んだマンガで出てくる手紙の影響だろう。)
さらに奥の階段を昇ると小さな部屋が有って、そこに手紙で連絡を寄越した二組のカップルが居た。
大きな窓から宇宙が見えていた。
そこから何かが来る!
慌てて階段に隠れようとしたら、男性の一人が私と同じように錯乱している。
彼にも見えているのだ!
どうやらその人も巨大月が出現した時にそこからやって来た宇宙人?に連れ去られて私と同じように何かを身体に埋め込まれたらしい。
宇宙から伸びる魔の手は確実に前回採取したサンプルを探し出し追跡調査するのだ。
…三流SFかい。
どちらのカップルの話だろう?
極々小さな結婚式場なんて場面も有った。
昼間見たテレビ(番組やビデオ)の内容がそこかしこに反映されている。
私にしては早い脳みその整理行動だな。
とろいからよく1週間とか経った記憶の整理してるからな。
起きてる間は考える事が追いつかないでいるから何とかしようと無意識の睡眠時間に頑張ってるのか?
でも人間って現実が辛いと逃避のために幸せな夢を見るとかいうよな。
じゃあ私はやっぱりウジウジしてても平和な毎日を楽しく送ってるって事になるな。
まあ、ビビりで後ろ向きで悲観的ではあるけれど、自分が不幸だとは思ってないので、そうなんだろう。
でもやっぱり楽しい夢が見たいもんだわ。
そういえば今使ってる布団。
妙に保温性が良くて、気温が上がると蒸れて夢見が悪くなるって元夫が言ってたぞ。
目が覚めた時、汗だくだったのは夢見が悪かったせいじゃなく、寝苦しかったから夢見が悪くなってたのかも。
でもまだ寒い日も有るし、しょうがないなあ。
そういえば長男がまだ赤ん坊で添い寝してた頃、ぷにぷにほかほかの感触のせいか、恋人(あくまでも夢の中の。夫ではない。)とラブラブな夢を何度か見た。
次に布団が暑苦しい時はそういうハッピーなのでお願いしたいけど、男(あるいは恋愛)なんてこりごりだって心理が働くのか?
こりごりなのはつきつめれば結婚なんですけどねぇ。
まあいいや。
寒いと寝付けないからあったまって寝よ。
空の半分を覆うように昇った。
(月が出てきたのは夜中にベランダで見た半月が印象的だったからだろう。)
ギョッとして指を指す。
よく見ると真ん中あたりに本来の月が。
後ろの巨大月と比べれば普通に見えるそれもそれなりの高度なのに昇ったばかりくらいに大きく見える。
私以外の人には巨大月は見えないらしく、月を指さして震える私を通りすがりの人が奇異の目で見る。
巨大月から何かが出た(伸びた?)恐怖に駆られて逃げようとするけど、居合わせた人にはそれが見えないから意味が分からない。
おじいさんが「どうした?何を慌ててる?」と介抱してくれた。
次の瞬間巨大月ごとそれは消えた。
けど時間が抜き取られただけだった。
私(だったんだけど、ここから時々私の視点は俯瞰になって、私は私ではない役者さんになる。)の右手側面小指と手首の間のあたりに小さな傷がついていて、ちっさな四角いテープか何かで閉じられている。
それは俯瞰する私には分かっていても、実際に動いている私は気付いていない。
それからヘンテコなサイドストーリーの展開。
記憶に残ったのはある建物のオーナーの若い男女。兄妹?
建物は一階が倉庫みたいで奥まって高い壁にポストがある。
(前夜ゴミ出しついでに集合ポストに寄った。チラシばっかりな事が多いけど、今回は封書も何通か有った。それと就寝前に読んだマンガで出てくる手紙の影響だろう。)
さらに奥の階段を昇ると小さな部屋が有って、そこに手紙で連絡を寄越した二組のカップルが居た。
大きな窓から宇宙が見えていた。
そこから何かが来る!
慌てて階段に隠れようとしたら、男性の一人が私と同じように錯乱している。
彼にも見えているのだ!
どうやらその人も巨大月が出現した時にそこからやって来た宇宙人?に連れ去られて私と同じように何かを身体に埋め込まれたらしい。
宇宙から伸びる魔の手は確実に前回採取したサンプルを探し出し追跡調査するのだ。
…三流SFかい。
どちらのカップルの話だろう?
極々小さな結婚式場なんて場面も有った。
昼間見たテレビ(番組やビデオ)の内容がそこかしこに反映されている。
私にしては早い脳みその整理行動だな。
とろいからよく1週間とか経った記憶の整理してるからな。
起きてる間は考える事が追いつかないでいるから何とかしようと無意識の睡眠時間に頑張ってるのか?
でも人間って現実が辛いと逃避のために幸せな夢を見るとかいうよな。
じゃあ私はやっぱりウジウジしてても平和な毎日を楽しく送ってるって事になるな。
まあ、ビビりで後ろ向きで悲観的ではあるけれど、自分が不幸だとは思ってないので、そうなんだろう。
でもやっぱり楽しい夢が見たいもんだわ。
そういえば今使ってる布団。
妙に保温性が良くて、気温が上がると蒸れて夢見が悪くなるって元夫が言ってたぞ。
目が覚めた時、汗だくだったのは夢見が悪かったせいじゃなく、寝苦しかったから夢見が悪くなってたのかも。
でもまだ寒い日も有るし、しょうがないなあ。
そういえば長男がまだ赤ん坊で添い寝してた頃、ぷにぷにほかほかの感触のせいか、恋人(あくまでも夢の中の。夫ではない。)とラブラブな夢を何度か見た。
次に布団が暑苦しい時はそういうハッピーなのでお願いしたいけど、男(あるいは恋愛)なんてこりごりだって心理が働くのか?
こりごりなのはつきつめれば結婚なんですけどねぇ。
まあいいや。
寒いと寝付けないからあったまって寝よ。