アプリリアのジャンピエロ・サッキの辞任が決まったようです。
今シーズンは、レース界の重鎮の移動が激しいですね。
ジャンピエロ・サッキが、長年アプリリアを引っ張ってきた功績は評価されるべきでしょう。
しかし、どの組織でもそうですが、1人の人間が同じ部署に居続けた場合(特に管理職は)、往々にして硬直化して業績の足を引っ張る事があります。
今回はメルカンティとの軋轢がきっかけとなりましたが、アプリリアとしても新しい風を送り込む必要があったのかもしれません。
「アプリリア、アルタリア航空とパートナーシップを結び、サッキは離脱」
MotoMattersより
Aprilia Announce Alitalia WSBK Sponsorship, Sacchi Replacement
このニュースは、ここ2、3週間漏れ伝わっていたが、本日、正式にアリタリア航空がアプリリアのワールドスーパーバイクをスポンサードする事が発表されました。
発表会の場で、アプリリアのニューカラーである赤、緑、白のトリコロールカラーに彩られたマシンが華々しく登場した。
イタリアのフラッグシップ航空であるアルタリアとピアジオグループの両社はイタリアの富豪ロベルト・コラニンノが代表を務めている。
また、発表会ではジャンピエロ・サッキがアプリリアとの過去10年間に渡るディレクター職から去ることが明らかにされた。
サッキの辞職は、アプリリアのレース部門及び製造開発部門の責任者でもあるレオ・メルカンティが「若返り」と説明する再編の一環であるとの事。
アプリリアのチーフエンジニアであるジジ・ダリーニャは、サッキの後任として主要な仕事を引き受け、特にスーパーバイク部門の仕事に奔走することになるだろう。
ダリーニャは、過去数年間に渡りファクトリーのレースプログラムの主要な部分を担当していたので、サッキの辞職に伴い残された責任を果たすのは当然の成り行きでした。
※ 時間の都合により、かなり意訳しています。ご了承ください。
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