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北海道旅行記 2008 上陸

2009-09-14 23:34:56 | 北海道 2008 リメイク版
2008年 9月14日

北海道上陸の日

午前7時30分

起床

舞鶴から小樽に向け航海中だ。

昨夜、寝たのは2時過ぎだったので、もう少し寝ていたい気分でもあったが、まわりがガサゴソしていたので目が覚めた。
時間はたっぷりあるので、眠たくなったら昼寝すればいい。
僕の寝床は、幸運な事に壁際が確保できたうえに隣が空いていた。
割り当てられている一人分のスペースだと寝返りも打てないから、窮屈な思いをしなくて助かった。






この航路は、過去に何回か利用しているが、ハイシーズン以外で利用するのは今回が初めて。
それでも、客室の8割くらいは埋まっている感じがする。
9月になると、予約争奪戦もなく、運賃も普通になるので助かった。
話によると、この船は最新装備なのでエネルギーコストも抑えられているのだが、それでも片道の燃料代が500万円くらいになるそうだ。






新日本海フェリー
舞鶴-小樽航路
舞鶴 00:45出航
小樽 20:45到着
「あかしあ」
16,810総トン、全長224.8m、幅26.0m、出力42,800kw、航海速力30.5ノット。
旅客定員820名。車両積載数:トラック158台・乗用車66台。三菱重工業長崎造船所建造。
カーフェリーとして、国内最長、最速。シップオブザイヤー受賞船。




朝の8時の時点で、能登半島沖航海中。
一晩寝ているから、まだこんなところ?って感じだな。
まだ先は長い。






20時間の航海だが、退屈はしない。
映画を見たり、食事をしたり、地図を見て行き先を考えていると、あっという間だ。
映画は、1日2回上映されており、2回とも見に行った。
この日は、「ハリーポッター」と「スポット」。
「スポット」は、犬が活躍する映画だけれど、B級のコメディー映画で、暇つぶしだから見れたようなもの。
夏休み期間中は、一本は子供向けだったと思う。
船内にはDVDルームもあって、好きなDVDを借りて見る事が出来る。
子供の退屈しのぎには助かるサービスだった。









午前10時26分

北緯 39°38′36″
東経 137°42′26″

姉妹船の「はまなす」とすれ違う。
相対速度は、110キロ。
大型船同士がすれ違う光景は迫力満点。







360度、見渡す限り海。

やっぱ船旅は最高だ!








午後6時 日本海の夕暮れ







午後8時30分 小樽港が目前に

下船準備をしている時、同室だった人に話しかけられた。
大学生位の若い子たちを率いているお母さんらしき人からだが、うるさかったでしょ、ごめんなさいとの事だった。
全然、僕はうるさくなかったし、彼らは殆ど部屋の外にいたので、気にする事も無かった。
先方は、とても気を使っていたようだ。
しばらく話をしていたら、今は関西に住んでいるが、この前まで九州に住んでいたとの事。
僕も良く知っている場所だったので、話が盛り上がり、北海道の話まで及んでいたが、下船の時間となる。
若い子達から、もっと話を聞きたかったから、遠慮せずに声をかければよかったと言ってくれた。
お母さんは、子供たちの無礼を心配していたのかもしれないが、礼儀正しい青年たちだった。

そういえば、同室にはライダーが二人ほどいたと思うけど、結局、話す機会は無かった。
あんまり話しかけられたくなさそうだったので、遠慮してしまった。
孤独を求めて旅する人もいるからね。







午後9時 オートバイの下船開始

いつも緊張の瞬間だね。
朝の到着だったら、もっと良かったけど。







午後9時5分 ついに北海道上陸
昨年、家族と車で来ているので、1年1ヵ月ぶりの北海道です。

この日は、前日に予約しておいたライダーハウスおしょろに向かう。


走りだしてすぐに、風が冷たい事に気づく。
寒いのだ。
9月の北海道は初めてだったが、予想以上に寒さを感じる。
九州との気温のギャップに身を震わせる。
小樽運河を横目に見ながら、2車線道路を飛ばす。


午後9時25分
やがて、ナビが目的地点である事を告げる。
トンネルを抜けて、すぐの場所だった。
しかし、道路わきに停車して辺りを見渡すが、暗くてよく分からない。
すると、車線の向こうから、ご主人が出てきて、こっちだよって教えてくれた。
とりあえず宿に到着して、ほっとする。
ナビが無かったら、絶対通り過ぎていたと思う。

オートバイを指示されたデコボコした急斜面の先の空き地に停めて、建物に向かう。
事前に見ていた写真では、ログハウス風の小ぎれいなライハに見えていたが、実際は古びた建物であった。
居間の様な所に通されると、ライダーが横になって高いびきをかいている。
ほんと、普通の家庭を訪問したかのような感じであった。
まさに家庭的な雰囲気を味わえるライダーハウスだ。
このライダーハウスは2食付なので、テーブルに着くとすぐに食事を用意してくれた。
出てきたのは、海鮮がたっぷり入ったラーメンで、中にカニ、つぶ貝、あさり、いか、わかめ等たっぷり入った豪華なものだった。
僕の食事は、遅い到着の人向けメニューで、早く到着している人は、フライやら何やらで食べきれないほどのボリュームがあったらしい。
小樽港にちかく、フェリーで到着した人が利用する事が多いので、この様なシステムにしているとの事。







食事を頂いた居間の様な部屋には、壁一面にライダー達の写真がびっしり貼られている。
そこで、ライハのオーナー夫婦のお話を聞いたり、他のライダー達の話を聞きながら、ひと時を過ごす。
オーナー夫婦は、とても気さくで、誰もが自分のうちのようにくつろいでいる。








さて、夜も更け、寝る時間となったが、寝る場所は、外の階段を上り2階にある。
今夜の宿泊客は、私を含めて3人。
寝るスペースには全く困らない。
明日の出会いに期待を膨らませて、一気に眠りに就いた。


本日の走行距離 20Km


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