Pegasus_rc's blog

MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

MotoGP : 第7戦 オランダ 予選 コメント

2013-06-29 09:28:14 | MotoGP WSB BSB JRR



TT ASSEN

2013 MotoGP 第7戦 TTアッセン 予選 コメント

■開催日:2013年6月28日(金)予選結果
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
Qualify
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:18度
■PP:カル・クラッチロー(1分34秒398/ヤマハ)




MotoGP



第7戦TTアッセンの公式予選。

カル・クラッチロー(ヤマハ)がトップタイムを記録し、キャリア初のポールポジションを獲得した。

午前のプラクティスで転倒を喫したマルク・マルケスは、0.357秒差の2番手。
ステファン・ブラドルは、0.480秒差の3番手。
ヴァレンティーノ・ロッシは、0.576秒差の4番手と最後にフロントローを逃した。
ダニー・ペドロサが、0.608秒差の5番手。

CRT勢最高位は、アレックス・エスパルガロで、1.102秒差の7番手。

左鎖骨を骨折したホルヘ・ロレンソは、公式予選を欠場したが、状況を見極め、明日の決勝レースへの参戦を決める。
一旦、バルセロナで手術を受けたロレンソは、再びアッセンに戻ってきている。参戦となれば、予選2の最後尾となる12番グリッドからスタートとなる。


レースディレクションは、予選1におけるエクトル・バルベラとアンドレア・ドビツィオーソの行為に対し、それぞれ1ポイントのペナルティを科したことを発表した。
バルベラは、公式予選1の際に、ドビツィオーソの走行を妨害した。
それに対し、怒ったドビツィオーソがバルベラに対して、蹴りつけた。
これらの行為は、スポーツの利益を害する行為と判断し、グランプリ規則に従い、1ペナルティポイントを科した。





COMMENT



YAMAHA

ヴァレンティーノ・ロッシ (MotoGP 4番手)

「スピード、ペース、パフォーマンス、すべてに満足しているよ!マシンのセッティングも非常に好感触。ただ1列目に残ることができなかったことが悔しい。もうちょっと頑張ってトップ3に入るだけのポテンシャルはあったと思うんだけれど…それでも、4位ということは今季最高のポジションだし、何よりペースがとてもいいから満足だよ。明日に向けて、これからもう少しセッティングのモディファイを行い、あとは天気が良くなることを祈るだけ。やっぱりドライ・コンディションでレースをしたいけれど、もしも雨になるなら完全なウエットになってほしい。ハーフ&ハーフは最悪だね」

ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム監督)

「明日の状態を確認しましょう。ウォームアップ走行に少なくてもトライするために、彼の状態が良く、医師たちが許可を下すことを願います。当然、鎖骨を骨折していた後で走ることは簡単ではありません。バイクを乗ることがリスクだと我々は自覚していますが、明日のメディカルチェックの後に決断しましょう。
 注意深く状況を分析しますが、もし、負傷により明日、もしくは15日後に転倒した場合、状況はほとんど同じです。ここから違うシーズンが始まります」

マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

「今シーズンで最高の出来。しかも我々は、彼が‘ポール・マン’ではなく‘レーサー’であることをよく承知している。今回はすべてのセッションで速さと安定性をキープし続けており、何の不安もなく明日を迎えることができる。先週のテストでチームのみんなが頑張った結果が、ここに表れたのだ。ホルヘの状態が気になっているが、その一方で明日の決勝を非常に楽しみにしている」

カル・クラッチロー (MotoGP ポールポジション)

「モトGPで初めてのポールポジションがついに実現した。今はとても晴れ晴れとした気分だよ。もしもホルヘが怪我をしていなかったとしたら違う展開になっていただろうけど、コース上にいるライバルとしか勝負はできないわけで、僕は今日、その戦いに勝ったということ。ホルヘは転倒するまで素晴らしい走りを見せていて、一番のポールポジション候補だったから、彼とポール獲得争いができていたら最高だったんだけれど…。できることならいつか、彼と優勝争いをしてみたいと思っているんだ。
 モンスター・ヤマハ・テック3チームにとっても、このポールポジションはとても重要。モトGPでサテライトチームがポールポジションを獲得することはあまりないことだからね。本当に厳しい戦いだけれど、僕らが最高のライバルたちと互角に戦えることを、もう一度証明することができたのは良かったと思う。今回はとくに、ドライ・コンディションでのマシン・パフォーマンスに悩んでいただけにうれしかったよ。最終のフリープラクティスはあまりうまくいかなかったんだけれど、マシンの挙動をしっかりコントロールすることができれば速く走れるはずだった。今は十分に自信を持って、明日の決勝に臨むことができる。ファンの皆さんが喜んでくれるような、素晴らしいバトルができたら最高だ。最後になったが、自己最高のセカンドロウを獲得したブラッドリーにも祝福を。身体の状態が万全でないなかでの大健闘。大きな一歩だ」

ブラッドリー・スミス (MotoGP 6番手)

「6位獲得、ほんとうにうれしいよ! このコースではドゥカティ勢が奮わなかった分、得した面もあるんだけれど、ポールポジションとの差が1秒だけだったのは満足できる結果。2列目からのスタートは、ファクトリー勢やカルにもついていくチャンスを与えてくれるだろう。決勝での一番の目標は、世界のトップのライダーたちと戦いながら、できるだけ多くを学ぶことだからね。でもアッセンは身体への負荷が大きいコースなので、とくに手首がこのような状態では、26ラップのなかで苦しい状況もあるだろう。‘クリニカ・モバイル’の先生たちが僕のために懸命に頑張ってくれて、できるだけ痛みを減らし、楽に走れるようにと治療を行ってくれたことに心から感謝している。
 マシンはこのコースに合わせてベースが仕上がっており、十分に信頼している。決勝でどこまでやれるのか、今からとても楽しみにしているよ。そしてカルのポールポジション獲得おめでとう!彼はシーズン開幕以来、ずっと素晴らしい走りを見せてくれた。今日はモンスター・ヤマハ・テック3チームの強さを改めて確認することができたと思う」




HONDA

マルク・マルケス (MotoGP 2番手)

「予選セッションは、とてもうまくいきました。今日は、このグリッドを獲得することがとても重要なことでした。午前中のFP3で転倒したので、FP4が終わるまでは、フロントローを獲得できるとは思っていませんでした。転倒で痛めた指が痛く、それが走りにとても影響していたので、2番手になれるとは思っていませんでした。グローブをはめるととても痛み、背中も痛みましたが、幸い足はそれほど痛みませんでした。とにかく、全力を振り絞り、集中していいタイムを出そうとしました。それで速いラップタイムを出すことができました。明日は26周をどう走るかやってみなければなりません。今週は天候がよく変わるので、明日の天気がどうなるかを見極めるのがとても重要になります」

ステファン・ブラドル (MotoGP 3番手)

「今日は僕とチームにとって特別な日になりました。最高峰クラスで初めてのフロントローです。この特別な瞬間をルーチョや彼のチームと共に喜ぶことができてうれしいです。今日もトリッキーなコンディションで、フリー走行では、マシンを乗りこなすのにエネルギーが必要でしたし、とても大変でした。そのため、予選前に少しセッティングを変えました。それがとてもうまくいき、ソフトタイヤで3番グリッドを獲得することができました」

ダニ・ペドロサ (MotoGP 5番手)

「すべてのセッションであまりいいラップタイムを出すことができませんでした。昨日今日と、いろいろなことを試しました。しかし、コロコロ変わる天候と路面コンディションのために、セットアップがなかなか進みませんでした。今日、完全なドライで走ることができたのは、わずか数周でした。しかし、予選ではこれまでのプラクティスセッションよりも速いペースで走ることができました。転倒したことを除けば、マシンの感触は昨日に比べずっとよかったです。明日はいいスタートを切って、強いレースをしたいです」

アルバロ・バウティスタ (MotoGP 8番手)

「午前中のフリー走行では、昨日に比べてセッティングがよくなっていたので、今日の結果にはそんなに満足していません。しかし、予選ではあまり自信を持って走ることができませんでした。それでも、FP4では中古タイヤでとてもいいペースで走れているので、決勝レースに向けて準備は整っています。もし明日のレースでいいスタートを切ることができれば、かなりポジションを上げられると思います。もっと前方のグリッドを獲得できていればよかったのですが、仕方ありません。明日は、自分のレースペースに自信を持たなければなりません」

ブライアン・スターリン (MotoGP/CRT 19番手)

「昨日から前進することができたので、うれしいです。そして、明日の決勝レースへ向けていいグリッドを獲得することができました。マシンとコースに対して自信がつきました。明日のレースで前のライダーたちと戦うためには、いいスタートを切り、安定して走ることが重要になります」




Moto2

ポル・エスパルガロ (Moto2 1番手)

「引き続きがんばって、レディングにプレッシャーを与えなければいけません。僕のやるべきことは、集中して、すべてのセッションでトップになり、レースで彼の前に出ることです。ここまですべてうまくいっています。あとは決勝レースを待つだけです」

ヨハン・ザルコ (Moto2 2番手)

「明日の天気がどうなるかは分かりませんが、僕の目標は表彰台獲得です。ライバルたちはとても強いです。エスパルガロもラバトもとてもうまく走っていました。でも、僕もフィーリングがとてもよかったです。いい仕事をしてくれたチームに感謝しなければなりません。最高の状態で戦えるマシンを準備してくれました。明日はベストを尽くして、いい結果を出したいです。フロントローからスタートをするのが目標でした。そして、それを達成できました」

スコット・レディング (Moto2 3番手)

「天候が変わりやすく、今回はドライのセットアップに取り組む時間がほとんどありませんでした。そのため、予選の間もマシンをよくするために仕事をしていました。今回のラップタイムは決して順調ではなかったですし、限界で走っていました。第2セクターでは、レブリミッターに少し当たりすぎていました。そこでかなりタイムをロスしていました。そのため、今夜もう一度ギアレシオを見てみなければなりません。今はまだ少しなにかが足りません。明日ドライになれば、レースのセットアップを少しよくするために、ウォームアップで試してみたいと思います」

中上貴晶 (Moto2 13番手)

「ウエットになった午前中のフリー走行も、ドライになった午後の予選も、全くいいところがありませんでした。ブレーキングの安定性がなく、リアはギャップを拾って振られてしまうという状態。ずっとハンドルをこじって乗っている感じでした。新品のタイヤに変えても状態は変わらず、タイムを出せませんでした。問題点は分かっているのですが、それをどう解決したらいいのかが分からない状態です。明日のウォームアップでもう一度セットアップにトライして、決勝に挑みます。もう時間がないですし、今回は厳しいレースになりそうです」

高橋裕紀 (Moto2 31番手)

「今日は全然ダメでした。ウエットコンディションではそれほど悪くなかったのですが、路面が乾いていくにしたがって接地感がなくなり、うまく乗れませんでした。アクセルを開けていくとマシンが暴れる感じで、全く攻められませんでした。昨日とセッティングを大きく変えていないのに、どうしてなのか原因が分かりません。明日の天候を見て、最後の調整をしてから決勝に挑みたいと思います」




Moto3

イサック・ビニャーレス  (Moto3 8番手)

「このサーキットは本当に好きです。いいセットアップを見つけられて、楽しく走ることができました。今日はウエットになったフリー走行でフロントから転倒してしまいました。しかし、幸いダメージはなく、予選でも問題はありませんでした。もっとパワーが必要ですが、今日はとてもモチベーションが上がっています。トップ10に入れるように、そしてHonda勢トップを目指してがんばりました。あとはレースでいい結果を出すだけです」

ニッコロ・アントネッリ  (Moto3 10番手)

「ほかのライバルたちと違って、スリップストリームを使わないでラップタイムを出すことができたので、満足しています。もっと速いタイムを出すことはできたと思いますが、明日の自分の走りに自信がつきました。スタートでトップグループに離されないようにすることが重要です。自信はあります。明日はドライでレースができることを願っています」

アレックス・マスボー (Moto3 13番手)

「フリープラクティスはとてもよかったので、今日の結果はあまりうれしくありません。今日の予選は風があり、とても大変でした。思うようにプッシュできませんでした。僕のミスでしたが、前のライダーたちとはそれほど離れていません。全体的に自信はあります。明日は全力で挑みます」

渡辺 陽向  (Moto3 28番手)

「今日も不安定な天候で、難しい一日になりました。しかし、昨日から2秒近くタイムを短縮できのでよかったです。マシンのセッティングを変えてもらって、すごくよくなりました。アクセルの開けるポイントも早くなってきましたし、チームメートの(アレッサンドロ)トヌッチ、そして(ロマノ)フェナティ(San Carlo Team Italia)と0.4秒差なので、明日はこのグループで走りたいと思っています。この数戦、序盤に順位を落としているので、明日は1周目からしっかりついていければと思っています」