いよいよMotoGP最終戦 バレンシアGPが始まった。全クラス、チャンピオンが決まっているが、まだまだ目を放せない。
ここで情報のまとめ。まずは250クラス。先週のマレーシアGPで、シモンチェリのチャンピオンが決まったが、ウィンニングランの時にヘルメットを被らずに走行してしまいペナルティ(罰金1,000ドル)を受けている。シモンチェリの母国イタリアでもそれ程歓迎ムードではなさそうで、ネットの書き込みなんかもノーヘルに対する批判や馬鹿っぽい喋り方、シーズン前に犯した交通違反など素行の悪さにチャンピオン祝福よりも批判的な書き込みが多い様子だ。また今やトレードマークになったアフロヘアも評判が良くない。シモンチェリの大親友のロッシもこのアフロヘアに対しては、早く切れと注文をつけている。
昨シーズンから人が変わったかのような強さを見せ付けたシモンチェリだが、その影には王者ロッシの影響があったようだ。250にステップアップした昨年、期待に反して良いところがなく低迷していたが、今年シーズン前にロッシからセットアップの仕方やレースの組み立て方などのアドバイスを受けての変貌だったようだ。
250クラスは、KTMの撤退ということで残留がほぼ決まっていた青山博一のシートもKTM撤退ともに消えてしまった。青山もこの発表には寝耳に水だったらしいが、今現在複数のオファーを得られている。ただシーズン終了間際では移籍先の自由が少なく気の毒としか言いようがない。MotoGPクラスへのステップアップの道が閉ざされないようにワークスマシンの入手は最低条件だろう。250クラスは、2011年を最後に2サイクルマシンから4サイクル600ccへの移行が決まった。日本メーカーに続きKTMも撤退となるとアプリリアグループのワンメークという状況になる。メーカー間の競争も無く、市販車も2サイクルがなくなりつつある状況で、今後開発コストをかける意義を見いだせなくなることは明白だ。もうすでに言われているが、今後このクラスは衰退する懸念が大きい。
125では、シーズン途中の解雇という過去の宇井選手や葛原選手のような悲惨な目にあいオーストラリアGPを休場し、マレーシアから古巣のKTMから再出場を果たした小山選手も複数のチームから誘いがあり来年もグランプリを走れるのは間違いなさそう。
MotoGPクラス。ドカティの陣容が決まった。アリーチェチーム(来年はプラマック)は、250からカリオが昇格してきて、ドカティテストライダーからカネパが加入してきました。若手コンビでドカティのジュニアチーム的な位置付けになりそうです。そしてドカティに新たなチームが加わり、そのシートに2006年に一度引退したセテ・ジベルナウが復帰します。テストでも好調だったので、マシンのパッケージがケーシー・ストナー仕様である限り、ジベルナウも順応し結構早い時期に表彰台も狙えるかもしれない。ドカティもこれでシートが埋まり、カワサキの3台目も白紙に戻った様子で、これで中野のシートも無くなった。ほんの少しの希望として、中野のここ2戦の成績をスポンサーが見て水面下で動きが続いている様子。他にはワールドスーパーバイクのアプリリアからもオファーがあったようだが、中野はMotoGPにこだわると言っているので、なんとかカワサキとバルトメリーには交渉がんばって頂きたい。
今日から始まっている最終戦バレンシアGP初日フリープラクティスは、ウェットセッションとなっている様子。その中、午前と午後2回のセッションともニッキー・ヘイデンがトップタイムをマークし、ロッシとストーナーは転倒を喫している。中野は1.7秒差の10位。明日以降の天気は回復傾向にあるので短時間でどれだけセットアップを詰められるかが大きな勝負となるだろう。
MotoGP Free Practice Nr. 2 Classification
Pos. Rider Nation Team Motorcycle Lap time Km/h Gap
1 Nicky HAYDEN USA Repsol Honda Team Honda 1'45.777 294.117
2 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda 1'45.864 301.844 0.087
3 Jorge LORENZO SPA Fiat Yamaha Team Yamaha 1'45.959 293.159 0.182
4 Valentino ROSSI ITA Fiat Yamaha Team Yamaha 1'46.070 295.566 0.293
5 Casey STONER AUS Ducati Marlboro Team Ducati 1'46.260 298.095 0.483
6 Andrea DOVIZIOSO ITA JiR Team Scot MotoGP Honda 1'46.522 288.000 0.745
7 Randy DE PUNIET FRA LCR Honda MotoGP Honda 1'46.807 284.435 1.030
8 Sylvain GUINTOLI FRA Alice Team Ducati 1'47.055 298.260 1.278
9 Colin EDWARDS USA Tech 3 Yamaha Yamaha 1'47.314 289.621 1.537
10 Shinya NAKANO JPN San Carlo Honda Gresini Honda 1'47.483 291.576 1.706
11 Chris VERMEULEN AUS Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.620 289.621 1.843
12 Alex DE ANGELIS RSM San Carlo Honda Gresini Honda 1'48.015 287.310 2.238
13 Marco MELANDRI ITA Ducati Marlboro Team Ducati 1'48.437 295.404 2.660
14 John HOPKINS USA Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.469 290.556 2.692
15 Anthony WEST AUS Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.504 294.037 2.727
16 James TOSELAND GBR Tech 3 Yamaha Yamaha 1'48.771 286.700 2.994
17 Loris CAPIROSSI ITA Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'49.092 293.478 3.315
18 Toni ELIAS SPA Alice Team Ducati 1'51.871 289.932 6.094
新チーム オンデ2000&セテ
ここで情報のまとめ。まずは250クラス。先週のマレーシアGPで、シモンチェリのチャンピオンが決まったが、ウィンニングランの時にヘルメットを被らずに走行してしまいペナルティ(罰金1,000ドル)を受けている。シモンチェリの母国イタリアでもそれ程歓迎ムードではなさそうで、ネットの書き込みなんかもノーヘルに対する批判や馬鹿っぽい喋り方、シーズン前に犯した交通違反など素行の悪さにチャンピオン祝福よりも批判的な書き込みが多い様子だ。また今やトレードマークになったアフロヘアも評判が良くない。シモンチェリの大親友のロッシもこのアフロヘアに対しては、早く切れと注文をつけている。
昨シーズンから人が変わったかのような強さを見せ付けたシモンチェリだが、その影には王者ロッシの影響があったようだ。250にステップアップした昨年、期待に反して良いところがなく低迷していたが、今年シーズン前にロッシからセットアップの仕方やレースの組み立て方などのアドバイスを受けての変貌だったようだ。
250クラスは、KTMの撤退ということで残留がほぼ決まっていた青山博一のシートもKTM撤退ともに消えてしまった。青山もこの発表には寝耳に水だったらしいが、今現在複数のオファーを得られている。ただシーズン終了間際では移籍先の自由が少なく気の毒としか言いようがない。MotoGPクラスへのステップアップの道が閉ざされないようにワークスマシンの入手は最低条件だろう。250クラスは、2011年を最後に2サイクルマシンから4サイクル600ccへの移行が決まった。日本メーカーに続きKTMも撤退となるとアプリリアグループのワンメークという状況になる。メーカー間の競争も無く、市販車も2サイクルがなくなりつつある状況で、今後開発コストをかける意義を見いだせなくなることは明白だ。もうすでに言われているが、今後このクラスは衰退する懸念が大きい。
125では、シーズン途中の解雇という過去の宇井選手や葛原選手のような悲惨な目にあいオーストラリアGPを休場し、マレーシアから古巣のKTMから再出場を果たした小山選手も複数のチームから誘いがあり来年もグランプリを走れるのは間違いなさそう。
MotoGPクラス。ドカティの陣容が決まった。アリーチェチーム(来年はプラマック)は、250からカリオが昇格してきて、ドカティテストライダーからカネパが加入してきました。若手コンビでドカティのジュニアチーム的な位置付けになりそうです。そしてドカティに新たなチームが加わり、そのシートに2006年に一度引退したセテ・ジベルナウが復帰します。テストでも好調だったので、マシンのパッケージがケーシー・ストナー仕様である限り、ジベルナウも順応し結構早い時期に表彰台も狙えるかもしれない。ドカティもこれでシートが埋まり、カワサキの3台目も白紙に戻った様子で、これで中野のシートも無くなった。ほんの少しの希望として、中野のここ2戦の成績をスポンサーが見て水面下で動きが続いている様子。他にはワールドスーパーバイクのアプリリアからもオファーがあったようだが、中野はMotoGPにこだわると言っているので、なんとかカワサキとバルトメリーには交渉がんばって頂きたい。
今日から始まっている最終戦バレンシアGP初日フリープラクティスは、ウェットセッションとなっている様子。その中、午前と午後2回のセッションともニッキー・ヘイデンがトップタイムをマークし、ロッシとストーナーは転倒を喫している。中野は1.7秒差の10位。明日以降の天気は回復傾向にあるので短時間でどれだけセットアップを詰められるかが大きな勝負となるだろう。
MotoGP Free Practice Nr. 2 Classification
Pos. Rider Nation Team Motorcycle Lap time Km/h Gap
1 Nicky HAYDEN USA Repsol Honda Team Honda 1'45.777 294.117
2 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda 1'45.864 301.844 0.087
3 Jorge LORENZO SPA Fiat Yamaha Team Yamaha 1'45.959 293.159 0.182
4 Valentino ROSSI ITA Fiat Yamaha Team Yamaha 1'46.070 295.566 0.293
5 Casey STONER AUS Ducati Marlboro Team Ducati 1'46.260 298.095 0.483
6 Andrea DOVIZIOSO ITA JiR Team Scot MotoGP Honda 1'46.522 288.000 0.745
7 Randy DE PUNIET FRA LCR Honda MotoGP Honda 1'46.807 284.435 1.030
8 Sylvain GUINTOLI FRA Alice Team Ducati 1'47.055 298.260 1.278
9 Colin EDWARDS USA Tech 3 Yamaha Yamaha 1'47.314 289.621 1.537
10 Shinya NAKANO JPN San Carlo Honda Gresini Honda 1'47.483 291.576 1.706
11 Chris VERMEULEN AUS Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.620 289.621 1.843
12 Alex DE ANGELIS RSM San Carlo Honda Gresini Honda 1'48.015 287.310 2.238
13 Marco MELANDRI ITA Ducati Marlboro Team Ducati 1'48.437 295.404 2.660
14 John HOPKINS USA Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.469 290.556 2.692
15 Anthony WEST AUS Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.504 294.037 2.727
16 James TOSELAND GBR Tech 3 Yamaha Yamaha 1'48.771 286.700 2.994
17 Loris CAPIROSSI ITA Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'49.092 293.478 3.315
18 Toni ELIAS SPA Alice Team Ducati 1'51.871 289.932 6.094
新チーム オンデ2000&セテ