日々を笑いと共に

日々楽しかったことを綴っていこうかな

ビブリア1,2,3

2013-01-19 20:41:24 | 雑記
この2日間で1,2,3を読み終えた。まぁ楽しめるかな?アマゾンなどの評価だと、タレーランがこちらと比較されている事が多かった。読み物としては、こちらの方が面白い。題材の小説の事を知っていれば、もっと楽しめるのだろうか?登場人物が少なく、1巻最大の事件の犯人が誰か?は、該当する人物が1人しかいないので、誰でも途中で分かってしまうだろう。2,3巻は、自分の推理する所はないので、さらっと読み流す感じかな。気になるのが人物相関図が狭すぎるところ(3巻までは)。あらゆる登場人物が互いに絡んでくる。これは、母親の件に対する布石かな?登場人物の中でスーパー妹がとても気になる。掃除、洗濯、炊事、店番、姉の面倒見、父親の指示による隠し事。鋭い洞察力の姉をもってしても、その隠し事に気付けない。でも、五浦から母親に近況を知らせている誰かが居る事を聞いているし、もう知っているはずだよね。4巻以降この辺の事や姉妹の関係を、どうまとめて来るのか手腕に期待。感じからすると、1,2,3は、序章と言う感じになるのかな?キーを握っているのは、志田だと思うが。

タレーランについても考えてみた。こちらは、いろいろと整合性をとるのが大変そうだ。特にヒロイン美星の性格が理解できる人居るのかなぁ?この本謎解きミステリーのはずが、解くべき謎が一つもない事も問題だが、それ以前に場面場面で文体が変わりすぎて、それが何のためか丸分かりしてしまうのが最大の欠点か。作者がいろいろ詰め込みたいがために、その都度都合の良い行動にするため、多重人格者のようになってしまうのが厳しい。デビュー作の様だから、張り切り過ぎたのかな?次に期待だね。

読み終わってしまったので、新たに4冊購入。1冊は、高1の時に読んだ物。基本的に本は嫌いで、特に文学的なものはパス。かなり偏った物しか読まない。一度読むとその作者の本を一応手当たりしだい読む傾向が強い。アガサクリスティー、星新一、山田風太郎の本は、見つけられたものは全て読んだかな。この頃は風呂に入る時も持ち込んでいたっけ。長風呂だとよく怒られた。高2から現在まで、文庫本を全く読まなくなった。読み始めると没頭してしまうため、他の事が手付かずになってしまう。暇があった正月休みは良かったのだが、この熱何処まで続くのか心配だ。。。


今回のメインはこちら『和菓子のあん』題名からしてどうなのだろう?な美味しいお仕事ミステリー(?)面白ければ、この作者のデビュー作
『青空の卵』を買ってみようかな。


タレーランの評価の中に出てきていた、『万能鑑定士Qの事件簿』6巻くらいまで出てたかな?


高校受験が終わって、暇だったので本を読もうと思った時に出会った本。当時忍者が大好きで、ずらっとならんだ山田風太郎作忍者物。
殆ど全て読んだが、これが一番面白かった。表紙の絵が気にいらないが。。。