沖の神島神社は、慶雲元年 ( 704年・飛鳥時代 ) に、
小値賀島にある地の神島神社と向かい合う形で創建されたといわれている神社です。
山道をひたすら歩き続けるとうっそうとした原生林とそびえたつ巨石 「 王位石 」 が現れ、
その真下に沖の神島神社があります。
最後の住人として島に残っていた神官も平成13年に島を離れました。
その沖の神島神社社殿の奥には、
古来より 「 おえいし 」 と呼ばれている巨石がそびえたっています。
頂上までの高さ24メートル、両柱の端から端までの幅 12メートル、
頂上テーブルの広さ5メートル×3メートルというとても大きなものです。
自然の産物か、人の手によるものか、その成り立ちは謎に包まれており、
この石の上に神島明神が現れたという話をはじめ多数の伝説に彩られています。