「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

山口県防府市 ・ 日本三奇橋 「 枡築らんかん橋 」

2018-07-18 18:15:32 | 石橋





















































































所在地 / 山口県防府市 
架橋  / 明和年間 ( 1764~1772 ) 
石工  / 不明
長さ   /  8.80m  幅   /  1.80m
拱矢  /  不明  径間  /  不明
三径間合掌桁橋



枡築 ( ますつき ) らんかん橋は、大浜に塩田が築かれた
明和 ( めいわ ) 年間 ( 1764~1772 ) に、
枡築間の通路として入川 ( いりかわ ) に架けられた石橋である。
かつては木製の欄干が取り付けてあったが、現在は欠失している。
当時、大浜塩田にはほぼ同形同大のものが9梁あったが、
往事の地に残るのはこの1梁のみとなっている。

長さ8.8m、幅1.8m、中央部分の石材の厚さは15cmである。
橋の中程が両端より約60cmほど高くなっており、
製塩の燃料となる石炭や、
製品となった塩などを運搬する上荷船(うわにぶね)が
満潮時でも通行できるように工夫されている。
 
この橋は、日本の三奇橋の一つに数えられている
甲斐の猿橋を素型としているとも言われている。



石橋プリントアウト

2014-01-03 00:17:41 | 石橋






正月休みの間に、
日ごろ忙しくて 「 やろうやろう 」 と思いながらなかなか手を付けなかった
溜まりに溜まった石橋の写真をA4でプリントアウトした。
写真を見ながら、ひとつひとつの石橋を探訪したシーンが甦って来て、
季節感はもちろん、その場所の匂いまで感じるのである。

また今年も未踏の石橋の探訪に出かけよう。