福岡県築上町 ・ 航空自衛隊築城基地 「 F-2のドラッグシュート 」
シャロウとディープのオーシャンブルーとレドームグレーの機体から
鬱金色のドラッグシュートがパッと開く。
ドラッグシュートと言うのは、
主には着陸滑走距離を短縮させるために装備されています。
その意味からも、ドラッグシュート使用する一番の目的は、
着陸滑走距離を短くする事です。
F-2は非常に空力特性の良い飛行機だからドラッグシュートを使用せずに
エアロダイナミックと通常のブレーキの併用だけで充分着陸できます。
三沢や松島基地が滑走路が長いですので通常は殆ど使用しなくても大丈夫ですが、
築城飛行場は他の飛行場に比べると滑走路が短い為に、
他の基地に比べると使用することが多いようです。
また重量物を多く搭載している場合も安全性を考慮して使用することが多いです。
またドラッグシュートを使用すると、
機首上げもしくは機首下げモーメントや膨大な量の風見効果が発生するなど、
機体の特性が変わります。
そのためドラッグシュートを使用しての着陸の訓練も実施している。