フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

国際電話 相手を呼ぶ音 LE SON D'APPEL INTERNATIONAL

2006-07-19 20:42:58 | Weblog

アメリカに久しぶりに国際電話をかける。かけたことのある方はご存知の例の音で相手を呼んでいる。アメリカで最初にしなければならなかったことが電話をかけることであった。仕事場との連絡をする、アパートを探す、その他諸々の生活をスタートするための手続きをするために。その時のトラウマがあるのだろうか。この音を聞くとなぜか緊張が走る。身構える。

フランスにも電話したことがあるが、その時はむしろ少しうきうきしながら相手が出るのを待つ、といった感じ。フランス語の場合は少々間違っても気にならないのだが、英語の場合はできるだけ間違わないようにと考えている。この違いは何なのだろう。仕事の道具として使い始めた言葉とお遊びで始めた言葉の違いなのだろうか。確かにその刷り込みがあるのかもしれない。先日の話ではないが、仕事で精一杯の英語からはその奥までなかなか入り込めない。現実にぶら下がったままといった印象である。遊びの気分で始めたフランス語では精神的な余裕があるために奥深くまで自由に探索したくなるのだろうか。遊びから入ると意外なものが見えてくるようだ。

コメント
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