先日私の訪れた町を羅列したフランス語版記事について、フランスの Liguea 様からコメントが届いた。これだけの町を旅人として時間を過ごすというのは大変ではないですか、というものだ。生活しないことがわかっている町で、誰に会うこともなく。あるいは、それが不可能なのに住みたいと思うような出会いが待っているかもしれないのに。さらに、全ての町について ambiance、sentiment 雰囲気や印象 (町の持つ感情) 以上のものを持っていますか、という質問で終わっていた。
それ以上かどうかわからないが、町の持つ雰囲気や感情については全ての町について残っていて、はっきりと思い出すことができる。町の中に身を置くことにより、土地の人に出会うことにより誘発される心の中の揺らめきと言った方がより正確なのだろうか。それが心を少しだけ豊かにしてくれているように感じる。やはり旅はすべきなのだろう。