フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

新しい場所 "A VIEW FROM PARIS"

2008-04-08 00:47:14 | Weblog
      

現在は新しいブログ A View from Paris から観察を続けています。

お閑の折にお越しください。


    
28 mai 2015

新しい A View from Paris では、上と同じ内容を Google Blog の Dynamic View で紹介し、7年後の観察も加えています。

なお、2011年からは 「パリの断章」 において、この世界を観察しています。

こちらもお楽しみください。





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あけましておめでとうございます

2008-01-05 20:29:51 | Weblog

新年になりこちらのサイトを見ていたところ、以下のブログにパリの日本人詩人 paul-ailleurs の俳句が引用されていることを発見し、驚いている。俳句といえるかどうかわからないと思っている詩人としては、気恥ずかしい限りでもある。
   
oniromancies
"Le sens commun, la poésie, la philosophie ; la philosophie est l'explication rationnelle du sens commun ; la poésie, l'expression animée du sens commun."
Jules Lequier (30 janvier 1814 - 11 février 1862)

このブログでは、常識と詩と哲学をテーマにしているようで、「哲学は常識の理性的な説明であり、詩は常識に命を吹き込む表現である」 というフランスの哲学者ジュール・ルキエの言葉が添えられている。


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よい年をお迎えください MES MEILLEURS VOEUX À TOUS !

2007-12-31 01:50:28 | Weblog

今年もここにお立ち寄りいただき、ありがとうございます

来年も姉妹版 A View from Paris ともどもよろしくお願いいたします

2008年も皆様にとって素晴らしい年となりますように!




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新しい場所で MERCI DE VOS SOUTIENS ET A BIENTOT !

2007-09-02 00:41:48 | Weblog

これまで夢見心地でハンモックに揺られていたが、フランスが現実になるとそうも行かなくなると感じ始めている。この機会にハンモックでの生活から一度出て、新しい現実に向き合おうという心が見える。7月のパリでは、A VIEW FROM PARIS に書き込む方がよりしっくりくると感じていた。新しい場所に身を置いたのを機に、気分転換を求めているのかもしれない。

"Il faut mettre le vin nouveau dans des outres neuves"
(Évangile selon Luc 5:38)


このブログへのアクセスを調べてみると、14万 (48万 pv) を超えていました。ホットな出来事について書くわけでもなく、ただ周りと内の観察、そして独り言が中心のこのブログの主にとっては予想もできなかった数字です。改めて皆様のご支援に感謝いたします。また、このブログへのアクセスの中にはキーワード検索で辿り着かれた方も少なくないようで、ここがデータベース的役割を果たしていた可能性も感じております。もちろん、私自身のデータベースにもなっていますので、しばらくの間このままにしておきたいと思います。

           
これからはすでに立ち上げている A VIEW FROM PARIS で観察を続けることにいたします。このブログで起こったことを考えると、これからどのように展開して行くのか想像もできませんが、お暇の折にでもお越しいただければ幸いです。このブログは再びゆったりとした気分でハンモックに入ることができるようになるまでご無沙汰ということになります。読者の皆様、長い間ありがとうございました。


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8月の記事

2007-08-31 23:26:32 | Weblog
2007-08-31 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (VII)
2007-08-30 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (VI)
2007-08-29 旅立ちの朝
2007-08-27 ほぼ準備完了?
2007-08-24 変容の準備?
2007-08-19 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (V)
2007-08-18 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (IV)
2007-08-17 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (III)
2007-08-16 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (II)
2007-08-15 SPINOZA 哲学に革命をもたらした男
2007-08-14 パリに帰る?
2007-08-13 羽田空港にて
2007-08-12 退官記念誌
2007-08-11 アメリカの恩師亡くなる
2007-08-10 連日の暑気払い
2007-08-09 パリの冬?
2007-08-08 ゼロからの歩み
2007-08-07 今のこれ、これからのあれ
2007-08-06 引越しモード
2007-08-05 壮行会
2007-08-02 語り部
2007-08-01 距離感

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旅立ちの朝

2007-08-29 08:29:55 | Weblog

昨日の夜に携帯の解約をして出発前のすべての予定をやっと終えることができた。成田のホテルでこのブログをチェックすると Kobori Hojo 様からの力強いコメントが届いていることを確認、大いに力づけられた。

今朝はいつもと変わらず、あるいはそれ以上に静かな時が流れている。これまでの環境と別れ、新しい空気の中、新たな時間に身を委ねるこれからのことを思うと、遥か彼方の底の底に清々しい澄んだ心が見て取れる。それは期待感とも違う。敢えて言えば、無に近い心だろうか。

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ほぼ準備完了?

2007-08-27 22:20:26 | Weblog

あと数日で巴里の人となる。ここ数日は身辺整理で大童であったが、本日でやっとその目途が立ち、明日で完了予定となった。今は数日前よりもさらに落ち着いた気分でいる。まな板の鯉状態といったらよいだろうか。あとは時の流れに身を任せるばかりだ。SPINOZA さんのその後については巴里に行ってからになりそうな気配である。

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変容の準備?

2007-08-24 22:46:34 | Weblog

随分長い間ご無沙汰していたような気分である。SPINOZA はまだ終わっていないが、このところ彼のお話を読んでいるだけの余裕がなかった。例えば、私が以前在籍した研究室の6-7名の先生との久しぶりの会食や現在の研究室で仕事をしていたH先生との語らいがあり、胸が熱くなる瞬間もあった。また7-8年もご無沙汰していた女性の方から食事のお誘いがあったりで、胃の方に相当の負担がかかった。さらに驚いたことには、以前に触れたことのある退官記念誌を読んだ学術会議に属するS先生が、私が不思議な世界に住んでいると感じて是非話を聞きたいとのメールを送ってくれた。そこで1時間半ほど皇居を望みながら、この世を生きるということ、哲学、科学、日本社会、西洋、神などについて語り合う機会に恵まれた。お互い生き方、感じ方に非常に近いものを感じ、再会を約して別れた。

そんなこんなで、向こうに送る荷物の仕分けをなかなかやる気にならず、かと言って考えないわけではなく、というストレス状態が続いていた。結局、業者の人と一緒に汗を流しながら考えるという業者泣かせの対応になった。以前に考えていた量よりは増えてしまったようだ。その場にいると別れ難くなる本が結構あったためだ。それはここ数年、何かを求めてこれまでになく真剣に読んでいた証であるかもしれない。本日やっと一段落して、何かをやり終えたような気分でいる。もう少しで行く先の知れない、おそらくは変容の旅に飛立つ時が来る。

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パリに帰る?

2007-08-14 21:23:00 | Weblog

先月、パリのアパートを決めてきた。向こうに住むところがあるということが、心に不思議な余裕を与えていることに気付く。それは、この月末にパリに向かうことがどこかで家に帰るという感覚を伴っていると言い換えてもよいかもしれない。住処をあらかじめ決めておいたのは正解だったようだ。

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羽田空港にて

2007-08-13 18:32:24 | Weblog

羽田空港でお土産のケーキをある店で買おうとしたが、なかなか見つからない。そこで、通りかかった係りの方にお店の場所を尋ねた。そうすると中年の彼は、私の予想を超える行動に出た。何と断る私を振り切って階上のその場所まで案内してくれたのだ。昨日は大変なお客さんでした、などと言いながら。労わらなければならない人だと思われたのか、丁度時間が空いていたのか、彼のいつもの行動なのか。いずれにしても非常に気持ちよく買い物をして機内の人になった。

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退官記念誌

2007-08-12 21:16:24 | Weblog

今回の退職を機に、これまでの研究を振り返り、その活動と研究に携わってこられた方々を記憶すると同時にわれわれの仕事に関係された方々への感謝の気持ちを込めて記念の冊子をまとめることにした。よく見かけるハードデータだけの冊子では味も素っ気もないので、これまで自分なりに考えてきたことも加えてみた。それはこのブログから今後につながりそうなテーマを選ぶという形で行われた。したがって、型通りの語りではなく、心の奥から発せられる言葉に溢れている。その小冊子が先週初めに印刷所から送られ、その後いろいろな方々からお礼のメールやファックスが届いている。共通するキーワードは、「驚いた」、「羨ましい」、「自由人」 だろうか。私のことを自由人と見ていた人がこれほど多いとは知らなかった。

なかには全く予想もしなかったような方からの便りやこちらの心に届く一言が含まれている便りもある。ヨーロッパと日本の科学の決定的な違いについて思索を深めている方もいらっしゃる。こちらの問いかけに真摯に答えようという心が至るところに見られ、心が熱くなる瞬間もあった。当初このような冊子を作ることに抵抗もあったが、今では出してよかったと感じている。ここから想像もできないような交流がいつの日か生れるとすれば、この小冊子も意義深いものになるだろう。この世のつながりの不思議さに目を凝らしていきたいものである。

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アメリカの恩師亡くなる

2007-08-11 14:49:40 | Weblog

1週間ほど前、M氏から電話が入った。M氏と話をするのは7-8年ぶりくらいだろう。ここでも何度か取り上げたことのあるEAB先生が亡くなった (1,2,3,4)。その後、ニューヨークタイムズに出た死亡記事や書き込みのあるEAB先生の総説論文、さらにはパリの医療状況についても情報を送っていただいた。ある人が亡くなると、その人を通じて思いもよらない人たちが非常に近くつながることがある。それを初めて感じたのは親父が亡くなった時である。今回もEAB先生が呼び寄せてくれたと言えるつながりをいくつか感じることができた。

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連日の暑気払い

2007-08-10 23:05:41 | Weblog

昼間は仕事場の荷物整理。夜は20年以上前からの (よくあることだが、正確にいつからかが判明しない) 友人が大阪から現れたので暑気払い。2日続けてとなった。科学と人生、大学、フランスなどについて何の気兼ねもなく盛り上がる。科学者の中には科学以外のことなどを考えている閑などないというタイプとそうではないタイプがいる。科学を仕事と置き換えてもよいだろう。同業者を見渡してみて分類してみるという作業も興味深いものであった。また最後には思わぬ出会いもあった。少しの間だけ、暑さを忘れる。


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パリの冬?

2007-08-09 23:46:13 | Weblog

夏がこんなに暑かったとは。
エアコン嫌いとしては寝苦しい夜が続いている。
昼間の身辺整理とあわせて疲れが溜まってきている。

今日は先月のパリでのショットとともに冬に思いを馳せてみたい。
少しは効果があるだろうか。


今夜は研究所退職同期3名と以前の所長ならびに上司とで暑気払い。
私の渡仏も肴になっていたようだ。


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ゼロからの歩み

2007-08-08 19:09:17 | Weblog

30年程前、私がアメリカに向かう前に考えていたことがある。それはゼロから始めるということ、0歳から始めるということだった。それは言葉の面からの話であったが、他の面でも大きな影響があったような気がする。日本の根を取り払おうという気持ちがどこかにあったため、アメリカの規範を覚え、それに置き換えようとしていた形跡がある。その底にはアメリカ人になるというオプションも考えていたことが透けて見えるかのようだ。そのためふわふわとした存在になり、いつまで経っても自分として行動できないという陥穽に陥ってしまっていた。7年という時間を日本から眺めて見ると、相当に長い時間だったはずだ。しかし、私の中ではアメリカを去る時にはまだ7歳の小学生にしか過ぎず、これから成長していく時期だと思っていた。

今回フランスに向かうに当たって、この経験を生かすとすれば、言葉と自らの存在の扱いを分けていく必要があるように感じている。言葉の面ではあくまでも0歳だが、それ以外はこれまでの蓄積を生かしながら歩むという具合に。最早これまでを捨てるなどということができないほどの時間が経過しているので、杞憂にしか過ぎないのかもしれないが、、

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