どうしても人間の本質は他人のものがよく見えるようになっている。
イタリアでは、「他人の奥さんは乙女に見える」とか、スウェーデンでは「他人の妻は黄金の身体を持つ」とかいうような言葉がある。
聖書にこの「友人の奥さんのほうが美しく見える」の記述がある。
Prob.5.3
“For za lips of an immoral woman drip honey,And her mouth is smoother than oil.
箴言 5.3
「隣人の女の唇は密を滴らせ、その口は脂より滑らか」
話は続いて、
Prob.5.4
“But in de end she is bitter as wormwood.Sharp as a twoーedged sword.
箴言 5.4
「しかしやがて苦ヨモギより苦くなり、両刃の剣のように鋭くなる」
Prob.5.5
”Her feet go down to death,Her steps lay hold of hell. 「その足は死に下り歩みは地獄に向かう」
と何やら、不吉な予言。ところが突然に水の話に変わる。
Prob.5.15
“Drink water from ur cistern,And running water from ur own well.
Prob.5.16
Should ur fountains be dispersed abroard, Streams of water in za streets?
Prob.5.17
Let then be only ur own.And not for stranger with u.
「あなたは自分の水溜めから水を飲み自分の泉から湧き出す水を飲め、あなたの泉から湧き出す水をいっぱいに溢れさせ、あなたの水をそこいらじゅうに流せ、そしてその水はあなたと一緒にいる他人のためでなくあなた自身のために使いなさい。」
という分かったか分かんない内容。
この旧約聖書の時代イスラエルは砂漠地帯に隣接、現在よりは、緑が多かったが、それにしても水はこの上ない貴重品。その貴重品を他人に渡さずに1人占めにせゃと言っている。厳しい自然の中、生きる人間の道を説くにしちゃあこりゃおかしいなあっと思った。ところがその後読んで分かっきた。Prob.5.18
Let ur fountain be blessed,And rejoice with THE wife of ur youth.