スコットランド人とアイルランド人、それとユダヤ人の3人が共通の友人を失って途方にくれている。
そのお葬式の最中に、スコットランド人が二人に言った。
「諸君、僕がケチなことは先刻、ご承知の通りです。しかし、家の言い伝えで、お棺のなかにお金を入れると、ホトケ様のあの世行きが楽になるというのです。わが友のために、10ドルを入れるとしましょう」 そこで彼は10ドル札を棺桶のなかに入れた。
すると、単純なアイルランド人は、すかさずこれに乗って、2枚目の10ドル札をホトケ様のうえに置いた。
ここでユダヤ人は
「そうか、そういうことならば、おれが反対するわけないだろう」
と言うと、
やおら小切手帳を内ポケットから取り出して、30ドルの小切手を切った。
これをお棺にボトンと落とすと、先にあった20ドルを、お釣りとして、すばやく懐にしまう込んだ。
(この話しは、もったいをつけて10ドルを出すスコットランド人、それに付和雷同するアイルランド人。ところが、ユダヤ人は現金を出さずに小切手を切った)
ご承知のように小切手は、銀行に持っていかないて現金にならない。
棺桶に入ってしまえば、永久に現金化されることはないのだ。
だから、ユダヤ人は自分の懐を痛めずに、義務を果たしたことになる。
そればかりか、お釣りにとった20ドルは丸儲けだ。 これがユダヤ人の脳ミソなのら。