○ 濁り  ②

2009-06-30 23:23:22 | ♪ One Short Talk
それは濁りの旨味を売り物にする 
ペットボトルのお茶の宣伝だった。


「白河の清きに魚のすみかねてもとの濁りの田沼こひしき」 
江戸中期、老中の松平定信が主導した寛政の改革は、四角四面だった。
狂歌の中で、 
音を上げた庶民が、 

以前の田沼意次の腐敗政治のほうが 
ましだったとため息をつく。 

しかし、多くの場合、 
濁りは嫌われる。 

○ マロン

2009-06-29 07:30:53 | ♪PFK ASAP NEWS
白沢津起乃さん 13


先日、うちの飼い猫マロンが死に、
毎日、 
居間の棚に 
マロンの写真を飾り、 
水を供えています。 

今日、 
そのお供えの水を、
もう一匹の 
飼い猫バブが 

ペチャペチャ飲んでいたのです。 

私は笑いながら 

「それはマロンの水だからあんたは飲まないの!」
と話しかけました。  


するとバブは一瞬、 

飲むのをやめたのですが、 
私の顔を見ながら 

マロンの写真に 

自分の顔を 

スリスリさせて 

また飲み始めたのです。 

その様子はマロンに  

“飲んでいいよね?”

と聞き、 

私に 

“飲んでもいいってさ!”
と言ってるようで、 

おかしくなりました。 


私の言葉が分かったのかな!と思った。 

ちょっぴりうれしいできごとでした。 

○ 優しく

2009-06-28 07:34:08 | ♪PFK ASAP NEWS
角川映画の宣伝文句で 
「男はタフでなければ生きられない。優しくなければ生きている資格がない」
原文は〈If I wasn't hard,I wouldn't be alive.If I couldn,t ever be gentle,I wouldn't deserve to be alive.〉
チャンドラーの翻訳の清水俊二によると、彼は「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない」と訳した。「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなにやさしくなれるの」て尋ね女に、探偵フィリップ・マーロウが返すセリフだ。