○ 喋りやさんの頭の温度 2

2006-06-10 19:07:15 | ♪fuckin 英会話
2 の場合も一緒だ。"A little more than 5months from ..と聞いてやっと作業が始まる、意味がすぐに分かり素早く訳せれば、次の聞き取りも楽だ。訳すのに手間取っていると次が聞き取れず、それを考えていると訳すのが遅れますます聞き取れないbad circle に陥る。いつもこの 聞く 訳す 話す のバランスをを崩さないように緊張してるので非常にくたぶれるらしい。
たしかにわたしたちの周りの人間をみてみると、理想的に理路整然とゆったりと話してくれればいいけで、一分間に230文字の早口は 訳す 話す にたいし、内容が難解になると強烈に3つの負担がかかってくる。
彼女が言った。
「わたしこの仕事をやってるとき脳味噌は80度くらいになってるじゃないかしら、」
「なにいってんだよ、哺乳類は体温が43度を超えたら20分でお陀仏になっちゃんだぞ。」
話しが変わりますが、ここんとこ、日本で哺乳類でありながら冷血動物の人が見られるますね。体温を上げませう。

○ 同時通訳者の脳内温度。1

2006-06-10 09:18:20 | ♪fuckin 英会話
友達に通訳っぽい連中は何人かいるが、同時通訳の新米でプロを始めた仲間の女性と新橋で酒を飲んだ。
同時通訳は、「聞く」「訳す」「話す」の3つのことを同時にやっている。もうちょっと流れを眺めてみると、
相手が喋り始めた途端、その相手がまだあんまりまとまったことを言わないうちから訳していく。その作業をある時点で縦にちょん切ってみると、通訳する人間は、頭の中で決めた言葉を喋りながら、その先の部分の翻訳を2つの言語のあいだで行っており、耳からもう一方の言語を取り込んでいる。なんだかややこしいことをいっている。同時通訳についてふつうの人は2つの誤解を持っていると彼女はいう。ひとつは、人の話は文章を最後まで聞かないと分かるはずがない。たしかに日本語も英語も最後まで聞かないと話の意図はわからないが、最初の一言である程度推測がつき情報が増えるたびに曖昧さが少なくなり最後に全体が分かるのがふつうだ。
もうひとつの誤解は聞く 訳す 話す がいつも同時に行われているというもの。実際はまったく同時に、同じ強さで行われているのではない。
実際にこんな時、
1 内閣の進めてきた改革路線、改革の芽が出てきた。だがこれが成功する……
2 A little more than 5 months from now,Koizumi admi.hafto ……
1 の話では、通訳者は少なくとも「内閣の進めてきた改革」まで聞かないと通訳を始められない。"Gov has promote reforms"そしてこの部分を訳してる時に次の「改革の芽が出てきた」が聞こえてくるので"Some sighs of reforms" とやって次を聞く。現象としては同時に起こっているが、常に優先順位が変わり、聞き取りが大変な時は、翻訳作業がストップ、自分の口から出てくるのは気をつけていなくても自動的に出てくるようなマイナーなフレーズ。