7月18日(月)海の日 晴れ
朝日新聞土曜日beはおもしろい。
『なやみのるつぼ』という相談コーナーでは回答者の答えの巧みさに唸る。
そんなことをわざわざ相談するなよっ!と思うようなくだらない内容にも「ををっ!そういう対応があったか!」と目からウロコ的回答に感心させられて自分の心の狭さを少し恥じたり。
『いわせてもらお』という小ネタの投稿欄は、可愛い子供のつぶやきや中年夫婦の丁々発止のやりとり、老夫婦のボケ会話に反抗期子供とのバトル等々、おもしろく拝見しておる。
一面使ってのパズル3種類、好きなのが必ず1種類はあるのでそれをやるのが休日の朝の恒例。
そんな中で、今一番のお気に入りは『作家の口福』というコラム。
三回か四回連続で作家が食べ物についての想い出を語る。
グルメぶる人がいて「チッ、つまんねーの!」と思ったり、「そこまであからさまにバカ舌披露しなくても・・・」という作家もいたり、文体が読みにくくて読むのを放棄したりもする。
そんな、ワタクシの中で好きと嫌いをジェットコースターのごと急上昇急降下するコラム、今、急上昇中。
先週から始まったのが「西川美和氏」
ワタクシ、彼女のことは存じ上げてない。
作家だっけ?映画の人?「ゆれる」って映画の人だっけ?どんな話?
頭の中にクエスチョンマークいっぱい浮かべながら読み始めた。
すごく好きだ。
内容も、文体もすごく好き。
久々に「この人の書いたものを読みたい!あるいは映画を見たい!」と思った。
そして、今週のコラムもすごく好き。
そうだ!目線がすごく優しいのだ。
来週図書館に行ったらこの人の本を探そう!
娘にも読ませたい!絶対好きだと思う。
と、寝ぼけ眼の娘に読ませる。
先週の話は、就活に関して娘と同調するところもあるので特に読ませたい!と思い、古新聞入れを引っ掻き回して探し出して読ませる。
娘「くーーーっ!わかるわかる。特にここ!『映画の仕事をしたいと話すと、会社の面接官にも友人にも苦笑された。同じ本を読み、同じ映画や写真や音楽に触れて来た友人が、いきなりJR!三菱商事!明治乳業!と現実感そのもののような会社に内定を決めてくる。自分だけが青臭さにしがみついているようで、バカみたいだともおもっていた。』ってとこ!!!」と絶叫する。
でも、そんな西川嬢に、バイト先の居酒屋の大将だけが、何も心配いらないよと言ってくれていた。
そして、実際、彼女は、不採用になった製作会社の面接で会った是枝監督に声をかけられるのだ。
我が娘と彼女を並べるのもおこがましいが、現実を見据えてキチンと就職するもよし、でも、夢をあきらめないで追い続けると何とかなるものだというのもここひと月くらいの間に密かに実感した母でもある。
秋になっても就活に身を入れない娘に業を煮やした母からドヤしつけられた我が娘は、「ぢつはあたしミニシアターをやりたいの」
母から「はぁ???何言ってるの?自分で事業をやりたいんだったらまずフツーに就職して資金を溜めなさい。
我が家には、出資してやるようなカネはないっ。
ママ達の時代、男だったら佐川急便で5年間、死に物狂いで働いて金貯めて、自分のやりたいことを始めるものだって言われてたよ。」と言われ、渋々就活再開し、
娘「金融で働けば、お金を溜めるテクニックとか憶えそうだよね!」と銀行を受けて・・・以下の経緯はコチラへと続く・・・
で、娘は寂れた、とある地方都市のとある映画館に就職が決まり、大慌てで免許合宿で運転免許を取得し、今、お引っ越し準備で大わらわ・・・のはずが、アッチで送別会、コッチで送別会、先日はなぜか猛暑の中ディズニーランドにまで行っておった・・・
母は手伝わないからねっ!荷造り!
違う違う!こういうことを書きたかったわけでなく・・・人生っておもしろい方向へと向かっていくものだなあとしみじみした話をしたかったのだ。
娘の働く映画館は、まちおこしの一角でもあるため、住む場所もなかなかおもしろいところを紹介していただけて、それも東京では考えられないくらいの破格値!
一人暮らしには異常といえるほどの広さ(庭付き二階建て)
更に、今の支配人さんはまちおこしのほうに力を入れたいので徐々に映画館は娘に託す方向へ話は進むらしく、
昨秋、母に「ミニシアターをやりたいの。」と夢のような話をぶっちゃけて、「もっと現実的に説明せよ!」と責める母に
「地方のミニシアターに修行に行って、そういうとこって大体が年寄りがやってるから・・・ごにょごにょ」
後継者不足につけ込む作戦らしい・・・
ぢいさんをだまくらかして、乗っ取る気かい!そんなうまくいくかいな!と母を呆れさせたのであったが、
手段こそ違え、なんとなく夢には着実に近づけるような気がする。
娘「なんだかうまくいき過ぎてコワイっ!隣のおぢさんの雪下ろしの雪に埋もれて死なないようにしなきゃ!」とヘンな心配までする始末。
パズルがカチッとハマると言えば・・・
同じく土曜の紙面だったと思うが、数学オリンピックに出場した子が皆メダルを取ったという記事。
灘高、開成高、筑駒と、錚々たる校名が並ぶ中、都立武蔵高校のお子がおる。
都立びいきのワタクシの目を引かぬわけがない。
が、東京と言えど東のはずれに住む身、武蔵高校とは何ぞや?
西のほうでは国立高とか八王子東しか知らず、勝手に「数学だけ突出した子なのねきっと」と、サヴァン症候群的なものか?とすら、ちらっと頭をよぎったのであった。
ワタクシが、西川美和さんのことを熱く夫に語っていたら、検索好きの夫がどんどん検索し続け、しまいには是枝監督の経歴まで調べ上げ始め・・・
是枝監督が都立武蔵高校から早稲田にご進学されてたことを教えてくれる。
なんだ!フツーにすごい高校だったのね・・・と、ここでもカチッと脳内で音がいたしました・・・
今日の1枚は・・・
「作家の口福」ならぬ「n家の幸福」の源、焼肉。
クーポン握りしめてセール中の焼肉屋さんへ。
幸せぇ〜〜〜
朝日新聞土曜日beはおもしろい。
『なやみのるつぼ』という相談コーナーでは回答者の答えの巧みさに唸る。
そんなことをわざわざ相談するなよっ!と思うようなくだらない内容にも「ををっ!そういう対応があったか!」と目からウロコ的回答に感心させられて自分の心の狭さを少し恥じたり。
『いわせてもらお』という小ネタの投稿欄は、可愛い子供のつぶやきや中年夫婦の丁々発止のやりとり、老夫婦のボケ会話に反抗期子供とのバトル等々、おもしろく拝見しておる。
一面使ってのパズル3種類、好きなのが必ず1種類はあるのでそれをやるのが休日の朝の恒例。
そんな中で、今一番のお気に入りは『作家の口福』というコラム。
三回か四回連続で作家が食べ物についての想い出を語る。
グルメぶる人がいて「チッ、つまんねーの!」と思ったり、「そこまであからさまにバカ舌披露しなくても・・・」という作家もいたり、文体が読みにくくて読むのを放棄したりもする。
そんな、ワタクシの中で好きと嫌いをジェットコースターのごと急上昇急降下するコラム、今、急上昇中。
先週から始まったのが「西川美和氏」
ワタクシ、彼女のことは存じ上げてない。
作家だっけ?映画の人?「ゆれる」って映画の人だっけ?どんな話?
頭の中にクエスチョンマークいっぱい浮かべながら読み始めた。
すごく好きだ。
内容も、文体もすごく好き。
久々に「この人の書いたものを読みたい!あるいは映画を見たい!」と思った。
そして、今週のコラムもすごく好き。
そうだ!目線がすごく優しいのだ。
来週図書館に行ったらこの人の本を探そう!
娘にも読ませたい!絶対好きだと思う。
と、寝ぼけ眼の娘に読ませる。
先週の話は、就活に関して娘と同調するところもあるので特に読ませたい!と思い、古新聞入れを引っ掻き回して探し出して読ませる。
娘「くーーーっ!わかるわかる。特にここ!『映画の仕事をしたいと話すと、会社の面接官にも友人にも苦笑された。同じ本を読み、同じ映画や写真や音楽に触れて来た友人が、いきなりJR!三菱商事!明治乳業!と現実感そのもののような会社に内定を決めてくる。自分だけが青臭さにしがみついているようで、バカみたいだともおもっていた。』ってとこ!!!」と絶叫する。
でも、そんな西川嬢に、バイト先の居酒屋の大将だけが、何も心配いらないよと言ってくれていた。
そして、実際、彼女は、不採用になった製作会社の面接で会った是枝監督に声をかけられるのだ。
我が娘と彼女を並べるのもおこがましいが、現実を見据えてキチンと就職するもよし、でも、夢をあきらめないで追い続けると何とかなるものだというのもここひと月くらいの間に密かに実感した母でもある。
秋になっても就活に身を入れない娘に業を煮やした母からドヤしつけられた我が娘は、「ぢつはあたしミニシアターをやりたいの」
母から「はぁ???何言ってるの?自分で事業をやりたいんだったらまずフツーに就職して資金を溜めなさい。
我が家には、出資してやるようなカネはないっ。
ママ達の時代、男だったら佐川急便で5年間、死に物狂いで働いて金貯めて、自分のやりたいことを始めるものだって言われてたよ。」と言われ、渋々就活再開し、
娘「金融で働けば、お金を溜めるテクニックとか憶えそうだよね!」と銀行を受けて・・・以下の経緯はコチラへと続く・・・
で、娘は寂れた、とある地方都市のとある映画館に就職が決まり、大慌てで免許合宿で運転免許を取得し、今、お引っ越し準備で大わらわ・・・のはずが、アッチで送別会、コッチで送別会、先日はなぜか猛暑の中ディズニーランドにまで行っておった・・・
母は手伝わないからねっ!荷造り!
違う違う!こういうことを書きたかったわけでなく・・・人生っておもしろい方向へと向かっていくものだなあとしみじみした話をしたかったのだ。
娘の働く映画館は、まちおこしの一角でもあるため、住む場所もなかなかおもしろいところを紹介していただけて、それも東京では考えられないくらいの破格値!
一人暮らしには異常といえるほどの広さ(庭付き二階建て)
更に、今の支配人さんはまちおこしのほうに力を入れたいので徐々に映画館は娘に託す方向へ話は進むらしく、
昨秋、母に「ミニシアターをやりたいの。」と夢のような話をぶっちゃけて、「もっと現実的に説明せよ!」と責める母に
「地方のミニシアターに修行に行って、そういうとこって大体が年寄りがやってるから・・・ごにょごにょ」
後継者不足につけ込む作戦らしい・・・
ぢいさんをだまくらかして、乗っ取る気かい!そんなうまくいくかいな!と母を呆れさせたのであったが、
手段こそ違え、なんとなく夢には着実に近づけるような気がする。
娘「なんだかうまくいき過ぎてコワイっ!隣のおぢさんの雪下ろしの雪に埋もれて死なないようにしなきゃ!」とヘンな心配までする始末。
パズルがカチッとハマると言えば・・・
同じく土曜の紙面だったと思うが、数学オリンピックに出場した子が皆メダルを取ったという記事。
灘高、開成高、筑駒と、錚々たる校名が並ぶ中、都立武蔵高校のお子がおる。
都立びいきのワタクシの目を引かぬわけがない。
が、東京と言えど東のはずれに住む身、武蔵高校とは何ぞや?
西のほうでは国立高とか八王子東しか知らず、勝手に「数学だけ突出した子なのねきっと」と、サヴァン症候群的なものか?とすら、ちらっと頭をよぎったのであった。
ワタクシが、西川美和さんのことを熱く夫に語っていたら、検索好きの夫がどんどん検索し続け、しまいには是枝監督の経歴まで調べ上げ始め・・・
是枝監督が都立武蔵高校から早稲田にご進学されてたことを教えてくれる。
なんだ!フツーにすごい高校だったのね・・・と、ここでもカチッと脳内で音がいたしました・・・
今日の1枚は・・・
「作家の口福」ならぬ「n家の幸福」の源、焼肉。
クーポン握りしめてセール中の焼肉屋さんへ。
幸せぇ〜〜〜