パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ずーっと ずっと 大好きだよ

2018年03月24日 | Weblog
3月24日(土)晴れ


ここ数日、ワタクシは会ったこともない子の死に泣いている。
いや、その子の死というより、その子の死に寄り添う人たちを思って、だ。
いや、もっと言えば、いつかワタクシにも訪れるだろう日を思って、かもしれない。
その子は、ネット上でよく見ていた。
ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里氏の愛犬ブイヨンちゃんが亡くなった。

よくほぼ日の画面に登場していたブイヨンちゃんが、ん?あれ?最近出てこないなあ、体調が思わしくないのかなあ。
愛犬が年をとってきたと感じるたびに、それをさらりと呟いておられたので、同じく中年にさしかかる猫を飼う身としては切なく、でもきちんと受け止めようと思ってきた。
天井に近い壁にまである引っかき傷を見ては「若い頃のイチってあんなとこまで駆け上ってたんだね〜」
最近、暖を取ろうとして温水器の上に飛び乗る時に見せる一瞬の躊躇。
年取ってから初めて手に入れたキャットタワー(いただき物)も、降りる時に見せる不安げな顔に、思わず駆け寄り抱き下ろす過保護ママ。

桜が咲き始めたというのに雪が降ったという忘れられない日にブイヨンちゃんが亡くなった。
人間のお母さんの腕の中で。
よかった。一人じゃなくて。
その夜、ご家族でブイヨンちゃんの話をされ、暖房を消した部屋でブイヨンちゃんと寝たと。
幸せな犬生だったな〜と、しみじみ思うよ。
そして、うちのイチも、幸せだったなあ〜と思ってくれるようにしたいなあ。

少し落ち着いたと思った今朝。
ほぼ日の「ドコノコカメら」
糸井さんとブイヨンちゃんの写真についている文章を読み、どばーっと涙腺が崩壊。

     おとうさんと「しゃしんかん」しました。
     へんな帽子の池ちゃんという人が、
     おもしろいことを言いながら撮りました。
     いつか、どこかに飾るつもりなので、
     いい顔してくださいと言われました。

『いつか、どこかに飾るつもりなので、』
って、この頃はそんなことは遠いことだと思っていたでしょう。
いや、ほんとに、どこかお部屋のどこかに飾るからね、という意味かもしれない。
でも、人間より寿命の短い動物を飼うことは自分より先に死んでしまうことを覚悟すること。
それはいつもいつも頭の中にある。
それが、できればずっとずっと先の話であって欲しいと思っている。
嫌がるイチを無理矢理抱きしめて「長生きしてね」と「ずっとずっと大好きだよ」と言い続けている。
コメント (2)
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