パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

楽しかったひととき

2011年10月02日 | おでかけ
10月2日(日)晴れ

昨日は、朝日新聞主催の「『ひととき』60周年記念シンポジウムへ出掛ける。
3部構成。
○『<オンナ・コドモ>のジャーナリズム』と題した講演。
○『女性の生き方と言葉』についてのトークショー。
休憩をはさんで
○「今、思いを書く」というタイトルでのパネルディスカッション。
トークショーのゲストがアナウンサーの加賀美幸子さんと
ラジオパーソナリティーの小島慶子さんとのこと。
今年に入った頃だったか、夫が「小島慶子キラ☆キラ」というラジオがおもしろいとイチオシだったが、
基本的にあまりラジオを聞かないので無視していた。
しかし、名前だけはインプットされていたし、加賀美さんの、あのステキなお声を生で聞けるのならと思い応募しておく。
あ、ちなみに『ひととき』とは、朝日新聞文化面の女性の投稿欄のことである。
会場は築地の浜離宮朝日小ホール。
行ってびっくりである。
すんごい高い年齢層。
いや、さすがにヤンママたちはきてないだろうと思ったが、
予想として、子育てが一段落着いた40代がメインかなと思ってた。
ところが!!!60代70代がメイン・・・と思われる。
よって、15分前に会場に着いたワタクシは結構後ろの席。
皆さん、何時にいらしたのですか?と、驚いてるうちに始まる。

終わったら、浜離宮庭園で写真を撮ってる夫と待ち合わせて、洗濯機を買いに行くことにしてたのだが
「おもしろくなかったら途中で抜けてくるね!」なんて言ってたのだ、ワタクシ。
しかし、とってもおもしろかったのだ。
なかでも、一番おもしろかったのがトークショー。
もっと言えば、加賀美さんと小島さんの掛け合いが絶妙で、爆笑ものだった。
いや、加賀美さんは、あの落ち着いたステキなお声で「古典」のことを語られるのだが、
あまりに古典がお好き過ぎて暴走気味。
小島さんって、とってもスマートでお綺麗な方なのだが、
しゃべりは機関銃みたいで、加賀美さんとは対照的。
小島さん自身も、あまりに大先輩過ぎる加賀美さんの隣にいるなんておこがましくて・・・
御簾越しにお話ししたいくらいだと言われるのがおかしい。
すごくストレートなもの言いだし、飾らない口調や率直な意見に
思わずコーディネーターの女性が「小島さんにはヒヤヒヤします」
とはいえ、加賀美さんの暴走気味の「古典話」を、上手に切り上げるようにしむけてるようで、
さすがだわと思う。
それど、もうひとつ、彼女の話で好きだったのが
ちょうど昨日は、子供さんの(8歳と5歳のお子さんがいらっしゃる)運動会だった。
「午前中、かけっこを見て『よしっ!1番だったねっ!じゃあかあさんはお仕事言ってくるからね』」と言ってハイヤーで来ました。」
その口っぷりが、とてもナチュラルだった。
ワタクシ自身は、仕事で、娘のイベントに行けない時、すごく凹んだ。
そんな時、一年生の担任だったベテランの女の先生が
「私は自分の子供の運動会には一度も出たことないんです。(そりゃそうだ、我が町の公立小学校は全部同じ日の運動会だった)
でも、子供達は全く気にしませんでしたよ。
大丈夫!子供はわかってくれるものです。こんなこというのはなんですが
うちの子たち、いい子に育ってます。」とにっこり笑われた。
その時の、ホッとするような、嬉しいような気持ちを思い出す小島さんの発言だった。
その後も、時々お子さんの話をされたが、信念がすっと1本通ってる彼女の子育て観がかいまみられ、好感を持った。
原発事故後の「水騒動」の話もされ、「そうなのよっ!」と大きくうなずくワタクシであった。
20分の休憩の時に、次のパネルディスカッションでの質問を受け付けるとのこと。
この、異様に高い年齢層と「ひととき」投稿者との関連性を質問する内容のものをせっせと書き提出。
無事に採用され、場内のおばあ樣方の笑いをとれて、ちょっとうれしい。
パネリストのお一人は作家の「大道珠貴さん」
この方がまたおもしろい。
着物でいらしてるので、意外や意外、楚々とした方なのかと思いきや・・・
「今、小説がかけない。全く書けてません。だから無職のようなものです。」
「ここ20年、新聞とってないので・・・」と、隣に座ってる朝日新聞の若手記者を苦笑させたり。
みっちり最後まで楽しんで、秋の文化的な一日を堪能したのであった。
・・・結局のところ、シンポジウムの内容より、ゲスト達のおもしろトークを楽しんだって感じだね。

今日の一枚は、夫と築地からてくてく歩いて有楽町へ向かう途中に出会ったコアラ。
コメント (5)
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