パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

転校

2010年09月26日 | おもいで
9月26日(日)晴れ

一週間ほど前になるがNHKの「にっぽん紀行 約束のサクソフォン~鹿児島・沖永良部島~」を見た。
鹿児島市内の小学校でジャズバンドのメンバーだった6年生の女の子が、
おとうさんの仕事の関係で沖永良部島へ転校する。
このジャズバンドは、鹿児島ではかなり有名である。
我が娘も、小五まで鹿児島におり、金管バンドに入っててコンクールに出たりしていたが、
この小学校のジャズバンドは、もう別格のうまさ。
コンクールでも別格の扱い。
指導の先生の厳しさも有名だった。
その先生が、彼女に言う。
「夏の終わりまでサックスを貸してあげる。みんなで島に行くから、最後に最高の演奏会を開こう!」
彼女は練習を続け、時には電話でお友達と掛け合いの部分を練習したりもする。
そして・・・夏の終わりの頃、ジャズバンドが島にやってきて、彼女も一緒に練習をして演奏会に臨む。
無事演奏会が終わり、別れの時、港でまた演奏が始まり・・・
彼女はサックスを吹きながら静かに涙を落とす。
ぬぐってもぬぐっても流れる涙。
がんばり屋さんの彼女は、今、島の吹奏楽クラブでドラムを担当。
新しいお友達と楽しそうに美しい浜辺を歩く姿で番組は終わる。

ワタクシ自身も2度の転校の思い出はあるし、娘にも転校をさせた。
今となっては、お友達の世界が広がったと思っているが、
やはりその時は切ないものだ。
特に娘は、小5という多感な時期の転校だったので、親としては心配もしたし、
娘も不安だらけだっただろうなあと思う。
ワタクシは今でもZONEの「secret base ~君がくれたもの~」を聴くと泣ける。
娘は娘で、この間、ふとつぶやいていた。
「あたし、ゆずの曲を聴くと、転校する時のことを思い出して切なくなるんだよね~
だからあまり聴けない。」
そういえば、小5の時の担任の先生(♀)は、娘のお別れ会の時、ゆずの「夏色」をギターで弾き語りしてくれたって言ってたなあ~
歌とか音楽は、いつも思い出と一緒に記憶の引き出しに入っている。
そして、その歌を耳にすると、その頃を思い出し、
その頃を思い出す時にはいつもそのBGMが脳内で流れている。
せつない思い出も、楽しい思い出も。
コメント (2)
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