パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

東洋医学ってどうなんだろう・・・

2007年10月04日 | からだのこと
10月4日(木)晴れ
昨日は、教室はお休み。
衣替えせねば!と思っていた午前9時、電話が鳴る。
教室で一緒に働くn田センセだ。
真夜中激痛に襲われ救急車で運ばれたものの、
今、痛みは治まり、替えた病院のドクターからは
「あの時の痛みがこの卵巣からのものとは思えない。
手術したら、あなたはさっぱりすっきりすると思ってるかもしれないが、
今は残ってる卵巣からのホルモンによって落ち着いてる更年期障害の症状が
術後すぐ現れてくるだろう。
手術自体も、一回目の手術なら簡単だが、
あなたのように3度目ともなると、癒着しまくってるので
非常にリスクを背負う手術となる。
確かに取残しの卵巣は、5cmにまで腫れてるが、
手術するまでにはいかない大きさだ。」と、
手術したくないという気持ちを前面に押し出し、
最悪最悪のことを延々と語り、とりあえず一ヶ月様子を見ましょうということになった。
しかし、彼女としては、担ぎ込まれた病院の検査でも、
急性胃腸炎でもないとのことで、原因はこの卵巣以外考えられない。
いつも突然やってくる痛みにも、身に覚えがある。
様子を見ましょうと、手術を延び延びにして、
腫れがさらに大きくなるのを待ってるような状態は耐えられない。
そんな悶々とした日を送ってる彼女に、お友達のMさんが言う。
「私の知ってる漢方の病院へ連れて行こうか?
もしかしたら、漢方薬で、腫れが小さくなるかもしれないよ。」
このMさんが熱心に薦めるには訳がある。
Mさんの兄嫁が末期のがんと診断され、病院からはホスピスを紹介される。
もう手の施し用が無い状態だったらしい、
義姉は家で最期を迎えることを望む。
末期がんは痛みとの闘いと聞く。
その痛みを何とかしたいと、Mさんは知人に聞いたその漢方の病院へ連れて行く。
義姉は、全く痛みもなく、最期の時を迎える事が出来たというのだ。
いつもMさんが病院への送り迎えをしてたらしく、
待合室とかで聞く他の人の話の中に
卵巣関係の患者さんもいたというのを思い出し、n田センセにも薦める。
しかし・・・n田センセの心は揺れ動く。
もう、3度も痛い目にあってれば、
この先この卵巣の腫れが小さくなるとは思えない。
以前娘さんが多汗症に悩み、それこそ有名とされる鍼の先生の所に通った。
細い細い長い長い鍼を、小指の付け根辺りから人差し指辺りまで刺す。
小学生だった娘さんは、痛がって大泣きする。
しかし、治るものならと、何度か通ったらしいのだが、
そのうち「病院へ行く」と聞くと、娘さんガタガタ震えるほど怖がりだし、
泣いて泣いて嫌がり,結局通院を断念した。
結局少しも良くならなかったという記憶が、
漢方の個人差、緩慢な効き目、長期にわたる治療という記憶とともに
よみがえる。
ご主人に相談しても、反対される。
やはり娘さんのことが苦い記憶となってるらしい。
悩む彼女に、今度は彼女のおかあさんが
前回手術して、取り残しといういわばミスをした病院へ戻って
手術したらどうかという案を出す。
ま、母親としての気持ちはわかる。
「ウチの娘の手術失敗したんだから、責任とって
きっちり手術しなおしてよっっ!」
しかし、これにも夫は大反対。
「夫が、怒鳴り込む勢いでついてきてくれるなら
私も一言は前の病院へ文句も言いたいとこだけど、
一人で怒鳴り込んで、再手術してもらって、というパワーはないわ。」
そういう話を一時間ほど、その後、子供の塾の話を一時間ほどしゃべり、
気付けば11時過ぎ・・・
電話を切った後、大慌てで衣替えに取りかかるのであった。
それにしても・・・私はどうしても漢方とか、東洋医学には、
未だ足を踏み入れる勇気がない。
はるか昔、妊娠時の貧血防止に、漢方薬を処方してもらったりしたことくらいか。
副作用が少なそうだし、身体に優しそうだというイメージはある。
だから、n田センセにも言ったのだが、
私だったら、早めに手術はする。
そして、その後の、更年期障害とか、お腹の中の違和感などを
緩和するために、漢方に頼るかもしれない。
どうしても、急を要するような症状に、漢方が効くとは思えないのだ。
どうしても、西洋医学の下と言うか、補助的な位置に東洋医学を置いてしまうのだ。
小さい頃、両親が漢方薬というものを良く知りもしないで買いにいき、
目が飛び出つつも、断りきれずに購入。
効き目どころか、ものすごーく精神的・経済的にダメージを受けてた様子が
変な記憶として残ってるのかもしれない。
中国四千年の歴史には敬意を表しつつ、まだ、私が漢方に興味を持つ日は近くない。

コメント (3)
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