米沢出張

昨日は米沢へ出張だった。急に決まった出張。下請けの工場がまた一つ無くなり、新しい所へ部品の製造依頼をかけたのだが、製作に手間取っている。行き詰まっているポイントが幾つもあるのだ。その解決策を検討するため、ボクが急に呼び出されたというわけである。

早朝、上野駅でオニギリを買って新幹線に飛び乗る。水曜日は感染症の予防薬も飲まなければならない。インスリン、痛み止め、予防薬、新幹線の中で薬漬けだ。

工場へ着くと、部品製作を依頼した金属会社の社長が来ていた。使用する金属の種類の選定、その特性に合わせた加工形状、仕上げの状態、焼入れ焼き戻しの温度管理、完成部品の硬度、表面仕上げ、製造ロット、コストと納期、これまで2年掛かりで決まらなかった事を一気に決めた。

本来なら、本社の一営業員が決める事ではないのだが、金属の専門家を相手に話ができる社員が他にいない。ボクにしても、専門家ではなく、営業員の浅い知識しかないのだが、今回は何とか問題を解決することができた。

助っ人には昼食が用意されていた。仕出し弁当だ。

なかなかのボリューム。金属会社の社長にも同じものを召し上がっていただいたが、ちょっと量が多かった。社長と話をしながら食べたので、時間が掛かって、腹がパンパンになってしまった。おかげで、帰りの新幹線で駅弁を食べることができなかったよ。

まあ、これで秋からの商品生産の懸念材料が無くなったので、米沢まで出張した甲斐はあったかな。