「家」
小さなときから
わたしは
わたしのことを
家だと思っていた
建物の一角に
不意に
雲の影や
渡り鳥が通り過ぎる
不思議な
空き部屋があった
晴天なのに稲光ったり
夜おそろしい恐竜が
吠えることがあったので
母にも内緒の部屋
だった
今では
わたしを家だと思った
あなたが
まん中で笑っている
ときどきは
吠えたり
光って見せたりね
小さなときから
わたしは
わたしのことを
家だと思っていた
建物の一角に
不意に
雲の影や
渡り鳥が通り過ぎる
不思議な
空き部屋があった
晴天なのに稲光ったり
夜おそろしい恐竜が
吠えることがあったので
母にも内緒の部屋
だった
今では
わたしを家だと思った
あなたが
まん中で笑っている
ときどきは
吠えたり
光って見せたりね