ブレンド日記

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「レッドゾーン」・・・真山仁著 (講談社)を読む。(6/3読了)

2009年06月14日 | 本の事
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 (ハゲタカ)シリーズの第三弾らしいけど、私は始めて読んだ。なんでもロングセラーになった本らしい。
あまり新しい小説を読まなかった私は知らなかった。
で、結論から言うと大変面白かったです。

「あんたはいつもどんぶり勘定で 経済に疎いから、こんな経済小説は好みじやないかも知れん。」と愚かなトンボが、私に見せ渋ったけど、どうしてどうして、とても面白く、上下二巻の分厚いのを一気に読んでしまった。

今経済はグローバル化していて、恐ろしい勢いで世界に広がっていくというのを実感しているので、そういう意味でフィクションというより ノンフィクション的な感覚で読んだのだけど・・
それというのも サブプライムローンから始まるアメリカ経済界の動揺、リーマンショック、ビック3が既得権益を守ろうとする経営者と労働組合に食い物にされている実態、中国やアラブ諸国が相次いで設立した国家ファンドの暗躍といった先端情報がきっちりと盛り込まれているのだ。

この物語は”ハゲタカ”VS”赤いハゲタカ”という戦いになるのだが、世界的な自動車メーカーであるアカマを巡っての買収劇が繰り広げられるのだ。

アカマ自動車とは、多分、トヨタ自動車を、モデルにしているのではないかと思うのだが・・。
経営者と社員が一枚岩になった磐石な経営と言われたアカマ、それが創業者一族の最高顧問、修平の死をきっかけに、取締役員の内部分裂が起こり、ほころびを見せ始めるのだ。
その僅かな隙を狙って、襲いかかるのが中国の赤いハゲタカ達の話には、つい二、三年前大騒ぎした ライブドア事件とダブル。
勝ち組 負け組ね、そして「村上ファンド」も。

その赤いハゲタカグループの上海版ホリエモン、賀一華(ホーイーファ)が表舞台に登場し、派手なアクションで、アカマを揺さぶり続ける。

その時 主人公の鷲津は、賀一華を操っている何者かの不気味な存在に気付きます。鷲津を、ずっとマークしているのは、「ソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)」と呼ばれる政府が出資する中国の投資ファンドだった。

で、その目的は中国は、世界に通用する自国ブランドの自動車の生産だったのだ。
その為には、日本のアカマの優れた技術と人材が必要というわけ。

読み進むうち、その日本の国益である、アカマを守る為に、鷲津は、「ホワイトナイト”白馬の騎士”」として名乗リをあげるのだ。
ここでまた思い出す。
ライブドア事件のホワイトナイトとして一躍有名になった北尾吉孝氏率いるSBIホールディングス・・もちろん名前は忘れていたから調べたのですけどね。

さて、主人公鷲津が、どのような手法でアカマを守り、日本の国益を守ったのか。

興味のあるかは是非読んでみてください。
読み出したら止まらないよ。

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2 コメント

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映画版 (mayumi)
2009-06-14 19:22:30
映画版『ハゲタカ』のエンディングロールに 原作として
氏の「ハゲタカ」「ハゲタカ2」「レッドゾーン」と出ていましたが、
こちらの本のレビューを見る限り、映画の内容は ほぼ
「レッドゾーン」を踏襲しているようです。
私も経済には疎い方ですが、映画は興味深く観ました。
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mayumiちゃん (その)
2009-06-14 20:44:38
もう映画になっているんですね。

私はテレビドラマも見てなくて、でも物語として面白かったですよね。

今 世界で起こっていることを題材にしているので、余計に面白く読めました。

DVDになったら見てみようかな・・
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