ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

記憶は薄れるばかりなり

2008年05月02日 | 四方山話


 <水色系の雑草シリーズ>(写真をクリックして下さいね。)

 新川沿いの土手はほとんど草が刈り取ってあった。
歩いて見るとまるで『アルプスの少女ハイジー』が物語の中で着て寝てた 干草の布団のような、草いきれの匂いが鼻を掠めて、しばし目を閉じてこの匂いの世界を満喫した。う~ん この匂いだーいすき!

ほとんど河口の近くまで来たら、紫のヒヤシンスのような花が群生していた。
あまり綺麗に咲いているので、きっと刈り取るのが忍びなかったんだろう、残してあった。
 左から、「セイヨウジュウニヒトエ」
ニシキゴロモに似た姿・形をしている。で、名前の由来はというと、外国から来たという意味の”セイヨウ”と”ジュウニヒトエ”という日本名の白い花に似ているところからきているらしい。
 ”ジュウニヒトエ”とはたくさんの花が幾重にもなって咲く姿を、朝廷に仕えた女官の十二単(じゅうにひとえ)にみたてたもの。
このいう花の名前は忘れない。

 右の花は、「キュウリグサ」
茎や葉をもむとキュウリに似たにおいがすることから和名がついたらしい。
先ほど、摘んできてイリコさんと匂いをかいでみた。確かにキュウリというより、瓜系の青い匂いがする。
忘れな草に似ていると思ったら、やはりそっくりだと書いてあった。
私を忘れないで!が花言葉か...

で、世の中大型連休だというのに、ここだけポカーンと置いてきぼりを食ったような、のどかな時が止まったような空間に見舞われている木馬で、新聞読んでいたら、「主婦の友」が91年の歴史に幕を下して、6月号で休刊になると書いてあった。
なんでも、「自己犠牲を伴うニユァンスを持った『主婦』という言葉と、主婦向けの雑誌の内容が、今の20-30代の女性に受けいれがたくなった」と、いくら読み返しても理解しがたい分析が書いてあったけど、主婦の雑誌というと、ヘンなこと思い出す。
人はどうだか知らないけど、忘れっぽいのは、何でも知りたいという知識に暗記力がついていかないのだと思う。
毎日話の中でも、「ほらあれとって!」とか「あの人よあの人、ほらあの人。」とか、あれとか、これとか それとか、さっぱり言葉という役をなしてない。他人が聞いたらなに言っているのか理解できないと思う。ということでついに私は結論を下したのだ、知識というのはその吸収する量より、暗記力によって左右される、きっと間違いないという説に。

話はそれてしまったが、理屈っぽい事言いながら、恥じの記憶というのはどうして、頭に中にいつもしつこく残り、時に私の心を悶えさせるのか。

半世紀前のこと。
高校卒業して働き始めた職場で、今卒業したばかりだからと、偉そうに知っている限りの知識を先輩に振りかざしていたころ、先輩がお昼休みに読んでいた婦人雑誌に「婦人倶楽部」というのがあった。
「これ見る?」「見せてください、婦人ゴラクブを」「婦人クラブよ。」
私にとって負の記憶第二弾、(ちなみに第一弾は琴線に触れるをことせんにふれるといった。)

それからというものこの本は決して本屋でも手に取らなかった。
いつだかこの雑誌が休刊になった時は、記憶の中から永久に忘れ去る事が出来たと喜んだけど、またひょんなことから思い出してしまった私です。

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