ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

木馬小噺

2008年04月16日 | 木馬の事
 ♪ 雨に~ぬれながら たたずむ人がいる~

午後から雨足がひどくなる。春に三日の晴れ間なしとは本当だ。
雨にたたずみながら写真を撮る人がいる、肩から頭から濡れて水も滴るいい女になった私です。・・どうでもいい女?じゃありません、いい女ですよー。(写真をクリックしてくださいね。)

 山路来て 何やらゆかし すみれ草・・・芭蕉

花言葉は「温順・慎み深さ・愛・誠実・小さな幸せ」らしいが何だかわかる。
♪ すみれの花 咲くころ~、 宝塚の歌もきっとこの花言葉からきているのかもしれない。

 この花はその昔は真っ白だった。
意地悪な母親が庭の隅に可憐に咲いたすみれの花を見て息子に聞いた。
「この花とお母さんとどちらが綺麗だと思う?デップ?」
「そりゃ この花のほうがずっとずっと綺麗だよマミー」
頭にきた母親は、この花を棒で叩いたらしい。
すみれは耐え切れずに紫色に変わったとか・・(フィクションです)

さて。
話はガラリと変わるが、私が今とても楽しみに読んでいる新聞の記事は、毎日新聞に連載されている野坂昭如の「七転び八起き」と朝日新聞に連載されている天野祐吉の「CM-天気図」なのだけど、昨日その「CM-天気図」で番組のCMの出し方について書いてあった。
 番組の中にCMを入れるのはいいが、問題はその出し方である。歌や物まねのうまさを競いあう番組の中で、いざ、審査員の点数が出ようとする直前に、ポンとCMが入る、確かにテレビの前で皆が身を乗り出している時にCMを入れればみられる確率が高い事はわかるが、わざわざ番組の流れを断ち切るやり方は何とかしてほしい、というような内容だけど、妙に納得した。
というのも黒澤明の映画が始めて民放テレビで放映された時、(多分半世紀前くらい)黒澤監督がCMの出し方について色々と注文をつけ、映画の途中でCMを入れない約束で放映権をテレビ会社に許したという話は当時有名だったような。

でその天野祐吉のあんころじいのブログも大変面白いので是非にもどうぞ。

この天野さんも時々江戸小噺を書いておられるが、私の好きな小噺のなかに「ケチ」の話が多い。

<かなづち>というケチ話で、廊下に釘が出ていて危ないから、お隣に行って金槌を借りてこいと親父に言われた息子、「はい」と出かけたまではいいいがすぐに帰ってきた。「どうした 金槌を借りてきたか?」「それが 金槌の頭が減るから貸さないって言うんです。」
「しみったれたやろうだな、仕方ない、家のをだして使え!」

これに負けない木馬のケチTの話。
「ちきしょう、この前桜花賞撮り損ねた、頭の12番レジネッタは読んでいて、それから流したんだが、2着に入ったエフティマイアは騎乗の海老名が嫌いで外した、3連単でこれ買っていたら7000万円手に入ったのに、悔しい!」
「え 凄いね、そりゃ寝られんかったろう、悔しくて。」
「いいや  でも当たらんでよかったよ、もし当りどもすれば、あんたらぁにコーヒー奢らんといかんけぇ」

日記@BlogRanking←今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。クリックお願いできますか?

一日中雨 17℃