ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

老いらくの日

2006年11月30日 | 四方山話

 クリスマスリースを飾った。
今更 いうのもなんだけど、一年は早い。2006年のお正月に心新たにして、寝たらお盆が来て、また寝たら12月が来たという感じ。
年々 スピードが増すんだろうね。

 そして、ジンちゃんの写真初級講座、最終編。
ジンちゃんの28日の写真、思わずう~~ん、と見とれてしまった。で今朝もう一度、うまく取れなくてもいいから心をうつ写真の講座をお願いした。

ジンちゃん先生によると、「そうですね。一言で言うと、風景の氾濫、自分の被写体に感じた思いを、その被写体が越えてしまう、そのチャンスを撮る、だからそのさんのようにあっいいな!と思って一枚だけ撮るんじゃなくて、何枚も何枚も色々な角度から挑戦してみる、そうするとその中にそういった、自分の思いを越えた写真が必ずあるはず、ま!頑張ってください。」う~ん何がなんだかさっぱりわからなくなってしまった。中級編には当分進めそうも無い。

  さて、さて、話し変わって。
暇に任せて新聞読んでいたら今日は「老いらくの日」と書いてあった。

 それだからでもないが、カウンターの話題はいつのまにか、「老い」の話題になだれ込む。別に始めからそういう話題を持ち出しているわけではないのに、ごくごく自然にそういう話題になってしまうのだ。みな年齢が近いから無理もないのだけど・・。
 
 近い将来の自分達の当然迎えなければならない問題に関心があるのだ。
しかし、考えてみるに、色々理由はあるだろうけど、一つは、我が国がここのところ、経済的にも政治的にも戦争などしてなくて良くも悪くも長い安定期が続いていると言うことだと思う。激動期だったらそんな先のことなど頭が回らないだろうからね。

 その激動期が終わったベビーブームの中で生まれた世代。
昨日も話したんだが、ここのカウンターの常連さんもあと10年もすれば全員65歳以上の高齢化カウンターになる。
しかし、我々の世代は、団塊の世代だとか、高度成長世代だとか、色々言われるが、一言でいうなら苦労を知らない、中途半端な世代ではないだろうか?
戦争が終わったいい時代に生まれたと思えるもの。

 何かの本で読んだのだが、戦争を知らない初めての老人たちなのだとか・・。
我々の父母の世代も、祖父母の世代も、戦争を体験していた、たとえ戦地に行かなくても戦時下の生活は体験していたはずだ。つまり我々の育った時代の大人たちは皆戦争を知っていたのだ。戦争の体験をしていたのだ。それが常識だったのだ。

 ところが、我々は戦争を知らない子供達として育ち、食べる物にも事欠いた時代とは違い、高度成長のなかで、夢や希望に燃えて、世の中まだまだ良くなるとのイキオイで上を見れば切りがないが、そこそこ 平和な黄金時代だったのではないかと思う。

 そのように戦後一番混沌とした急成長期を知っていて、今の安定した世の中造りに僅かでも力になったということにおいては、自慢の対象になると思うが、さぁこれからゆっくりと静かな老後をと思ってる矢先に、団塊世代ジュニアの子供達が、苛めや我が子虐待で問題になっているのは、心が痛いよね、本当に。おちおち老いらくの恋も出来やしませんね。

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