ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

消えないで江津の映画文化。

2006年11月24日 | 木馬の事
 2~3日前から少し寒くなってきた。
今朝は出勤途中、車のフロントガラスから見える空は、まるでぼろ雑巾を広げたようにねっとりとしたねずみ色一色だった。
 
 今日はまた一日曇りかな?そう思っていたが、8時過ぎに急に辺りが薄オレンジ色になり、濃い群青色の塊だった星高山の頂から、楔形の光線が一本、嘉久志界隈に向かって落下し、しばらくするとその楔形の光線が何本にも散らばり、ねずみ色の雲間から太陽が顔を出し始めた。

見る見るうちに日を浴びて明るくなった風景を、デジカメに収めようとしばらく見ていたら、目が馬鹿になって、何にも見えなくなり、いつまでも楔形の残影が瞼に残ってしまった。

そんな朝のカウンターから見えた星高山です。(今日の写真提供はそのです。)


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 人のこと言えた義理じゃないけど、江津で始めに崩壊する文化は映画だと思う。
今週の初めから「プラダを着た悪魔」が、かかっていた。
トンボに「行こう」と言ったら、この前の水泳の三重大会の時 名古屋で時間が空いたので観て帰ったとの事。仕方なしに一人で行くことにした。もう・・

 話はそれるが、愚かなトンボは大会の後必ず体調を崩す。
今回も風邪を引いて、声はガラガラ、咳とともに痰はでるわ、おまけにヘルペスまで出て、とてもじゃないがダンディを自負しているお方とも思えず、やはり年相応のおじんだ。
そこまでして泳いでなんになるの?トンボ曰く「死ぬまで健康でいたい」らしい。

 と言うことで、「俺は帰って寝るから行っておいでよ、面白かったよ。」トンボがダウンしたので、暇な木馬の昼下がり一人で映画を観にいった。
この前と同様、たった一人。なんだか悪いみたい。関係ないけど市内循環バスも一人だったし・・

 いつもの小柄だが茶髪のハーフみたいな支配人が笑いながら、「プラダですね。」「ハイ、シルバーです。」との会話の後 上映の準備をしてくれた。

5分前にイスに座る。とその時。
突然バイブにした携帯が「ブルブルブルブル・・」えっ!暇な木馬にアクシデント?
携帯を開けてみたら しげジィからだった。「なに?」
「今 隣で(映画館の)食事をしてふと外を見たらあんたが映画館に入っているところだった。おいでよ、食事おごるけぇ。」
「バカなこというんじゃないよ、そちらこそおいで、貸切での上映は気の毒よ、一緒に見ようよ。」上映開始のブザーが鳴る。

何処にいても何しても見つかってしまう狭い江津の出来事でした。
映画の感想はまたいずれ・・・メリル・ストリーブは貫禄だね。
消えないで、映画文化。

曇り 時々薄晴れ 13℃