OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

SバンドLNA

2022-10-30 13:51:02 | ソフトウェア受信機
IRNSSのL5信号が受信できたので、アンテナをWiFi用のパッチアンテナに切り替えて、
Sバンドの測位信号の受信を試してみました。



結果としては、何も捕捉できずに失敗。
I/Qデータのヒストグラムを見ても、信号のレベルが低すぎるようです。

SバンドのLNAが機能しているのか気になったので、NanoVNA V2で確認してみました。
今回使用したMini-Circuits社のZX60-272LN-S+は、2,500MHzで14dBのゲインがあります。

https://www.minicircuits.com/WebStore/dashboard.html?model=ZX60-272LN-S%2B

まずは、CH1に過大な電力入力がないように挿入する、20dBの減衰器の特性を確認。
実際の減衰は20.91dBと計測できました。





つづいて、LNAの増幅率を計測。





20.91dBの減衰器を挿入して-6.63dBの減衰なので、増幅率は20.91-6.63=14.28dBと、
ほぼスペック通りです。

LNAの動作には問題がないようなので、bladeRF側の増幅器の設定が間違っているのかもしれません。
Sバンドなので、WiFiのスペクトルなど、分かりやすい信号でテストしてみます。

P.S. GnuRadioで簡単なスペアナを作成して、WiFiの信号を観測してみました。
問題なく受信できているようです。



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