OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

FreeCADを試す

2014-11-23 13:26:39 | 小型衛星
スマートアンテナの基板を発注したので,筐体も設計してみることにしました.
無料の3D CADを探したところ,FreeCADが良さそうです.

FreeCAD: An Open Source parametric 3D CAD modeler

操作性もSolidWorksに近いようですし,切削加工のためにSTEPファイルも出力できます.

とはいえ,初めてのCADの使い方は,右も左も判りません.
入門用のチュートリアルとしては,このシリーズが一番判りやすかったです.

YouTube: FreeCAD Tutorial Part 1 Primitives

早速,見よう見まねで,ベース部を設計してみました.

 (クリックで拡大)

STEPファイルに出力し,IDA-STEPで開いてみると,何本か不要なワイヤが表示されます.

 (クリックで拡大)

形状には問題ないのですが,加工に出した時にどうなるのか気になるので,
試しにprotolabsのオンライン見積りに投げてみました.

 (クリックで拡大)

どうやら問題ないようです.protolabsは3D CADのデータをアップロードするだけで
自動的に形状確認付きの見積りが生成されて,とても便利です.

次はアンテナカバーだ.

【追記】操作に慣れたので,サクサクと作業が進みます.
アンテナカバーも設計しました.空気が密閉されないよう,適度な隙間も付けます.

 (クリックで拡大)

残念ながら,FreeCADでは,まだパーツのアセンブリがサポートされていないようです.
穴の位置などが確認できれば十分なので,まずは全てのパーツをSTEPに変換してから,
再度読み込むことにしました.

THE HELL YA BELLER: Simple Assemblies in FreeCAD

パーツの色や透明化は,こちらを参考にしました.
オレンジ色のアンテナカバーは,ポリイミド樹脂をイメージしています.

FreeCADメモ:部品の表示設定(色、透明度など)

 (クリックで拡大)

サイズは50mm×50mm×11mmになります.CubeSatには,まだ大きすぎる?

【追記2】宇宙用のポリイミド樹脂はセプラがお勧め.

鈴幸商事:超耐熱ポリイミド成形体セプラ
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