OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

RTKスタータキット

2017-12-08 08:18:48 | トランジスタ技術
トランジスタ技術2018年1月号でRTKスタータキットが販売される.

トランジスタ技術:地球大実験ピッタリ1cm!新GPS誕生

GNSS受信機モジュールはu-blox社のNEO-M8Pシリーズ.
RTCM出力が可能な基準局用が27,000円,
RTK測位エンジンを搭載した移動局用が21,600円.

RAWデータ出力に対応したNEO-M8Tを搭載した基板が
CSG Shopから$75で購入できることを考えると,
ホビーで手を出すにはちょっと高い.

CSG Shop: UBLOX NEO-M8T TIME & RAW RECEIVER BOARD



基準局として使いたいのであれば,RTKLIBのSTRSVRを使って,
Conversion Optionでu-bloxのUBXバイナリデータをRTCMに変換できる.

移動局の受信機モジュールにRTK測位エンジンが組み込まれているのは
魅力的だけど,そこまでサイズや重量を気にしないのであれば,
Raspberry PiでRTKLIBのrtkrcvを動かすこともできる.
ブラックボックスのRTK測位エンジンより,こっちの方が自由度が高い.

OSQZSS: Raspberry PiでRTKLIB

基準局と移動局用に2台のGNSS受信機モジュールがあると,出来ることが
ぐっと広がるので,個人的にはCSG ShopのNEO-M8Tを2台購入することを
お勧めします.

【追記】CSG Shopの基板で不便だなと思うことは,USBコネクタが
いまどき珍しいmini-Bであること.ちょっと実験したいときに,
ケーブルが見つからないことが多い.
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