OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

IGS Real-Time Service

2013-04-03 08:52:09 | RTKLIB
IGSによるリアルタイムでの高精度軌道・クロックの配信サービスが
開始されたので,早速RTKLibでPPPを試してみました.

IGS: Real-Time Service

まずは上記サイトのUser Accessから,アカウントを申請します.
1日ほどで登録完了のメールが届きます.

プロダクトの受信には,MGEXへのアクセスと同様に,RTKLibの
NTRIPクライアントを利用します.

Roverには,前回と同様にMGEXのCUT07を選びました.
新たにInput StreamとしてCorrectionを追加し,
TypeにはNTRIP Clientを選択します.



次に,隣のOptボタンをクリックし,NTRIP Clientのオプションを指定します.
NTRIP Caster Hostには,rt.igs.orgを選び,Portに2101を指定します.



Real-Time ServiceのProductsのページを見ると,
いくつかのストリームが提供されています.
今回は,この中からMountpointとして,IGS01を選びました.
(RTKLibのMountpontはtypoですね…)

さらに,Optionsボタンをクリックして,Positioning Modeに
PPP Kinematicを選択します.Satellite Ephemeris/Clockは,
Broadcast+SSR APCとなります.



Filesには,マニュアルを参考にANTEXなどを選びました.
このあたりは何が必要なのか勉強中です.



これで準備終了です.Startボタンをクリックすると,
指定したNTRIP Broadcasterに接続され,観測データと
衛星軌道・クロック補正値の受信が開始されます.

しばらく待つと,SolutionにPPPと表示されました.





まだFIXとPPPを行ったり来たりで,いまひとつ測位が安定しません.
Optionsの設定やFilesの選択が適切でないのかもしれません.
いずれにせよ,Real-Time Serviceへの接続は確認できたので,
いろいろ試してみます.

【追記】測位結果をよくよく見たら,本来のCUT0の座標から大きく
かけ離れている.何か間違っているようだ.

【追記2】疑似距離だけで普通に測位してみたら,やっぱり同じ
座標になった.オーストラリアどころではなく,カリフォルニア.
こんなところにMGEXのサイトは登録されていないのに,どういうこと?



【追記3】しかも,ここTrimbleだ.


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« IMESの未来 | トップ | ARM + FPGA »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

RTKLIB」カテゴリの最新記事