BeiDouの観測データを入手したいと思い,IGS Multi-GNSS Experiment(MGEX)の
観測局ネットワークにNtripでアクセスしてみました.
まず,Ntripのbroadcasterにアクセスできるよう,BKGのGNSS Data Centerで
ユーザ登録を行います.
User Registration for Ntrip Broadcasters: http://register.rtcm-ntrip.org/cgi-bin/registration.cgi
その日のうちに,登録完了のメールが届きます.
MGEXのbroadcasterには,同時に最大で5局までアクセスできるようです.
Ntripのクライアントには,RTKLIB 2.4.2b8のRTKNAVIを使用します.
RTKNAVIを起動したら,右上のInput Streamsボタンをクリックします.
(クリックで拡大)
Input StreamにはRover,TypeにはNTRIP Clientを選択します.
(クリックで拡大)
次に,隣のOptボタンをクリックし,NTRIP Clientのオプションを指定します.
(クリックで拡大)
NTRIP Caster Hostには,mgex.igs-ip.netを選び,Portに2101または80を指定します.
(クリックで拡大)
MGEXのサイト一覧を見ると,BeiDouを受信している観測局はいくつかあります.
今回は,その中からCUT0のSite IDを選びました.
Ntrip Browserを開くと,CUT0にはCUT00とCUT07の2つのmountpointがあります.
CUT00からは,Trimble NetR9の出力フォーマットであるRT27がそのまま流れています.
残念ながら,Trimbleは受信機の出力フォーマットを完全に公開していないために,
今回はCUT07のRTCM 3.0を選びます.
(クリックで拡大)
ところで,RTCM出力のmountpoint名には,Site IDの後ろに7を付けるといったような
ルールがあるのでしょうか?
mountpointを選らんだら,登録したユーザ名とパスワードを入力します.
次に,NTRIP Clientを接続する前に,Optionsボタンをクリックして,
すべての測位衛星システムを表示するようにチェックします.
(クリックで拡大)
これで準備終了です.Startボタンをクリックすると,指定したNtrip Broadcasterに
接続され,RTCM 3.0の受信が開始されます.Ephemerisの受信に少し時間が掛かりますが,
観測値とephemerisが揃えば,測位演算が開始されます.
(クリックで拡大)
GalieoやBeiDou,QZSSも観測されていますが,GPSとGLONASSのephemerisしか
流れていないために,測位演算には使われていません.
便利な機能として,左下の四角のマークをクリックすると,RTK Monitorが開きます.
フォーマットでRTCM 3を選べば,受信しているメッセージタイプやコンテンツを
表示することができます.
(クリックで拡大)
BeiDouのephemerisが入手できないかと期待していたのですが,メッセージとして
流れていないようです.(そもそもRTCM 3.0で定義されていない?)
BeiDouの測位を試したいのであれば,ソフトウェア受信機で全部実装するしかないのかな…
【追記】
参考資料.
IGS Workshop 2012: Real-time Stream Conversion to RTCM-3 MSM and RINEX-3 in IGS/MGEX Context
【追記2】
MGEXとはまったく関係ないですが,マウスカーソルが写った画面をキャプチャするために,
XPのころはWinShotを愛用していました.しかし,Windows 7で同じ機能を使おうを思うと,
何故かマウスカーソルの形状が正しくキャプチャできません.
何か良いWindows 7対応のツールはないかと探したところ,フェンリルのSnapCrabを見つけ
ました.インターフェイスもすっきりしていて良い感じ.ホットキーもWindows標準のままで
使えます.しばらくはこちらを使ってみよう.
フェンリル:SnapCrab for Windows
観測局ネットワークにNtripでアクセスしてみました.
まず,Ntripのbroadcasterにアクセスできるよう,BKGのGNSS Data Centerで
ユーザ登録を行います.
User Registration for Ntrip Broadcasters: http://register.rtcm-ntrip.org/cgi-bin/registration.cgi
その日のうちに,登録完了のメールが届きます.
MGEXのbroadcasterには,同時に最大で5局までアクセスできるようです.
Ntripのクライアントには,RTKLIB 2.4.2b8のRTKNAVIを使用します.
RTKNAVIを起動したら,右上のInput Streamsボタンをクリックします.
(クリックで拡大)
Input StreamにはRover,TypeにはNTRIP Clientを選択します.
(クリックで拡大)
次に,隣のOptボタンをクリックし,NTRIP Clientのオプションを指定します.
(クリックで拡大)
NTRIP Caster Hostには,mgex.igs-ip.netを選び,Portに2101または80を指定します.
(クリックで拡大)
MGEXのサイト一覧を見ると,BeiDouを受信している観測局はいくつかあります.
今回は,その中からCUT0のSite IDを選びました.
Ntrip Browserを開くと,CUT0にはCUT00とCUT07の2つのmountpointがあります.
CUT00からは,Trimble NetR9の出力フォーマットであるRT27がそのまま流れています.
残念ながら,Trimbleは受信機の出力フォーマットを完全に公開していないために,
今回はCUT07のRTCM 3.0を選びます.
(クリックで拡大)
ところで,RTCM出力のmountpoint名には,Site IDの後ろに7を付けるといったような
ルールがあるのでしょうか?
mountpointを選らんだら,登録したユーザ名とパスワードを入力します.
次に,NTRIP Clientを接続する前に,Optionsボタンをクリックして,
すべての測位衛星システムを表示するようにチェックします.
(クリックで拡大)
これで準備終了です.Startボタンをクリックすると,指定したNtrip Broadcasterに
接続され,RTCM 3.0の受信が開始されます.Ephemerisの受信に少し時間が掛かりますが,
観測値とephemerisが揃えば,測位演算が開始されます.
(クリックで拡大)
GalieoやBeiDou,QZSSも観測されていますが,GPSとGLONASSのephemerisしか
流れていないために,測位演算には使われていません.
便利な機能として,左下の四角のマークをクリックすると,RTK Monitorが開きます.
フォーマットでRTCM 3を選べば,受信しているメッセージタイプやコンテンツを
表示することができます.
(クリックで拡大)
BeiDouのephemerisが入手できないかと期待していたのですが,メッセージとして
流れていないようです.(そもそもRTCM 3.0で定義されていない?)
BeiDouの測位を試したいのであれば,ソフトウェア受信機で全部実装するしかないのかな…
【追記】
参考資料.
IGS Workshop 2012: Real-time Stream Conversion to RTCM-3 MSM and RINEX-3 in IGS/MGEX Context
【追記2】
MGEXとはまったく関係ないですが,マウスカーソルが写った画面をキャプチャするために,
XPのころはWinShotを愛用していました.しかし,Windows 7で同じ機能を使おうを思うと,
何故かマウスカーソルの形状が正しくキャプチャできません.
何か良いWindows 7対応のツールはないかと探したところ,フェンリルのSnapCrabを見つけ
ました.インターフェイスもすっきりしていて良い感じ.ホットキーもWindows標準のままで
使えます.しばらくはこちらを使ってみよう.
フェンリル:SnapCrab for Windows
こちらのサイトを参考にMGEXに接続しようと試みたのですが、衛星が1つしか計測できず単独測位ができないです。
RTK側とかで画像以外の設定などありますでしょうか?
RTKLIBはver2.4.2、windows10で動かしています。