アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

食い逃げを許すな

2009年03月23日 | Weblog
   給食が一日で一番まともな食事…

 食堂でもレストランでも、食事をしたら代金を払います。無銭飲食の場合、詐欺罪だったり窃盗だったり状況で罪が違ってきます。これが学校給食となると、代金を払わない保護者がいるのです。
 文科省の全国調査では平成17年度に全国の国公私立小学校で給食費の未納があった割合は40.4%、中学校の未納は51.2%。未納額合計は、約22億3,000万円とのこと。

 どうしてそのような状況になっているのか?相手が学校だからです。
 いじめの格好の対象が「学校」です。マスコミも学校を目の敵です。火をつけ、油を注ぎ、芭蕉扇(ばしょうせん:ドラゴンボールに出てきます)であおぎます。
 「いじめ?それやっつけろ!」「不登校?それやっつけろ!」「教職員の不祥事?徹底的にやっつけろ!」・・・御承知の通りです。

 御三家(自衛隊、警察、学校)で、いくらいじめても反撃される気遣いがないのが、学校…。そのため、モンスター・ペアレントとかヘリコプター・ペアレントが出現する。自衛隊や、警察に対して、ヘリコプター住民や、モンスター住民が出現しますか?出現しません。なにしろ武器を持ってますから!そういうわけで、勘違いの跳ね上がりが「給食費だあ?学校が相手だろう。そんなの払う必要ない!」と、なるわけです。

 「生活に困窮して、支払えないんじゃないの?」だって?それはあり得ません。払わない人は、十分支払い能力がある人たちです。生活困窮世帯(保護世帯)については、国(都道府県)が、給食費の手当をしてくれていますから。

学校が反撃に出はじめた!

 「差別になるから学級委員長をおかない鳥取市」では、未納になったままの給食費が約780万円。これは、手当てするアテがないため、校長が負担するという。人権団体寄りの思想の市町村議会議員は、「給食費は払わなくてもいい」と、助言しているという確かな筋の情報もある。鳥取市にも、そういう思想の議員さんが多いんじゃないかな。
 今後の対策として鳥取市は、「督促に応じない未納者に対し簡裁に督促を申し立てたり、悪質なケースでは債権差し押さえ命令を地裁に申し立てる」とのこと。もっと早くやれば良かったのに!

 那覇市は、学校給食費の未納対策として、「小中学生の全世帯を対象に誓約書制度を導入する」。誓約文は、「学校給食費を保護者の責任において確実に期日を守り納入いたします」これでも払わない人が出そうですが、何もしないより遙かにいいです。

静岡県島田市では、文書発送や直接訪問で払いを要請したが、「無視」する家庭も。中には訪問した職員が、暴力を振るわれたケースも。そのため、簡易裁判所に支払い申し立てを行った。暴力の県は警察へも行くべきだった。
 大分県豊後大野市では、給食費滞納で保護者給与を差し押さえた。いいぞ!豊後大野市!

 強い姿勢でどんどんやったほうが良いです。「未納問題への対策誓約書の提出」「催告書の送付」「強制執行(給与差押え)手続き」…

 食い逃げの場合、時効はあるのか?犯罪者に手厚い国日本ですから、食い逃げにも時効がある。ただ、国立、市町村立、私立で適用される法律が違う。そのため、曖昧な表現になるが2年か5年が時効と考えていいでしょう。どの時点から数えての時効か?これは、督促状を出した日からです。督促状は、時効中断の効果がありますから、そこからが新たな起点になります。つまり、定期的に督促状を出しておけば時効がないと同じです。

 給食…「給食費未納の子には食べさせない」これは、出来ません。払わない保護者は、そのことを計算ずく。まるで乞食です。
 そもそも学校給食は、「教育の一環として次代を担う学童の体位向上、食生活の改善、栄養知識の普及等」が、その目的にある。
 食べ物が有り余っている現代でも、家庭でまともな食事を作らないため、「給食がもっともまともな食事」である子がいます。信じがたいことですが…。そういう保護者だから、給食費を払わない。

 怖れることはない。督促して強制執行です。暴力をふるわれたらどうするかって?被害届を出せばいいじゃないですか!チャンスです。大騒ぎして、大問題にする。切開手術をして膿(学校は与し易しと侮っている愚か者)を全て洗い流す。これは、給食費未納を減らす特効薬かも知れませんよ。

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