アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

顔や名前が原因で就職が失敗…これはなくさなければ

2014年10月18日 | Weblog
 とある研修会。出されたお題…就職の面接に行った女性からの相談。面接室に入って着席したが、10分ほど面接官2人が雑談。やがて、「面接やるかぁ」と面倒くさそうに言って面接が始まった。
 履歴書を見ながら、2~3質問しただけで、「あんたはこの仕事に向いていないわ」と、きっぱり。顔がよくないとも言われた。馬鹿にされてとても悔しい。会社に指導してほしい。

 さて、この相談者にどう回答するか?私としましては…侮辱罪、名誉毀損罪のいずれにも該当しない。侮辱されてはいるが、「公然性」がない。名誉毀損罪も成立要件は、公然性があるかないかです。参加者の中には、「労働基準監督署への相談が適当」という回答をするとよいという意見がありました。これは、お門違い。労働基準監督署は、労働契約、賃金、労働時間、休息、災害補償…つまり、労働条件にかかわることが仕事。雇用前の面接官の態度について相談されても困るでしょう。
 で、私が考えた回答は、「悔しいのは分かるが、気持ちを切り替えなさい」です。早い話が、「その会社に私は指導できません。我慢しなさい」ってこと。

 「顔が悪い」と、正面から言う面接官…多くはないが少なくもないらしい。「ダイエットしてから来なさい」と言われた例もあります。体型はともかく、顔については整形しないかぎり自分の努力ではどうしようもない。そもそも、面接官の顔だって、なかなかの…早い話が「醜男」「醜女」が陳列されていることが少なくないかも。顔のことは言うべきではないです。

 …そうこうしているうち、「面接で、名前をからかわれるケースが増えている」と。 樺沢沙梨さんの場合、「かばさわさりいです」と、名前を言ったところ…面接官に、「サリー?ハハハ。魔法使ってみて!」と、言われて悔しかった。
 中邨宇蘭(なかむらうらん)さんに対しては、面接官が開口一番、「お兄さんのアトムくんはどうしてる?これあたり、面接官に悪気はないかも知れません。しかし、宇蘭さんは、馬鹿にされたと感じて表情がかたくなり、結果不合格に。

 この、「面接で名前を馬鹿にされる現象」は、今後ますます増加しますよ。なぜ断言できるかって?現在の小中高校生の名前、「読めませんよ」。
 「芽生→いぶき」これは意味は分かるが、初めて見る人はせいぜい「めぶき」ぐらいにしか読めません。
 「奏→そうる」音を聴いたとき、韓国の首都かと思いました。
 「海武→かいむ」これも、音を聴いたとき、「皆無」かなと。これは言いませんでしたよ。なぜなら、名前を小馬鹿にしているように受け取られますから。
 「陽翔→はるひ」同じ漢字で「はると」もおります。 
 「未実→みんみ」セミが好きなの?などと言う面接官…いないかな?
 「良空→らき」ウーン!「ラッキー」という愛称まで考えたネーミングだなこれ!
 「紅桜→くれお」漢字は美しいです。
 「翔琉→しりゅう」翔という漢字の人気度、衰えません。
 皆さん、名前がハイカラで、とてもついて行けません。

 名前が原因で就職が失敗してしまうようなこと…あってはならないのですが…。そのうち面接官の名前が、慧漣(えれん)さんやら、信隆(しんろん)さんやらになるんでしょう。
 「慧漣は分かるが、信隆(しんろん)は、オチになっていない」って?漫画「ドラゴンボール」に出てくる、「神龍(シェンロン)」からの命名かと。