アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

神の子が人助け…!

2012年04月28日 | Weblog
 山本KID徳郁(やまもとキッドのりふみ 以下KID)、しばらく見ないと思っていたら…35歳になっていた。4月12日に、場外というか構内というかで…有名を馳せました。

 「神の子」と称されておりますが、実際は人間の子で、父親はミュンヘンオリンピック レスリング・グレコローマンの日本代表。姉は有名な、美憂。妹はこれまた有名な聖子で、二人とも世界レスリング選手権大会を制覇している。
 KIDは、身長163cmで、階級は60kg前後。しかし、総合格闘技とK-1では、70kg級(2階級も上)で戦っている。

 気が強い!身長163cmは日本人成人としては決して大きくない。むしろ、小柄。しかし、「世界で最も強いのはオレだ!」と、全身でアピールしている。もっとも、実力が伴っているのだから…ツッコミを入れる余地がない。

 ツッコミどころとしては、入れ墨でしょうか。見る度に増えている感じ…。日本では、大衆浴場へは行けないし、プールへも入れない。覚悟の上での入れ墨なのでしょうが…神の子に入れ墨は似合わない。右肩から胸を通って左肩へかけては、漢字の入れ墨が…「狂」「海」「鈴」「郁」「愛」「蜂」。この、漢字の選択がよく解らない。トランクスには、「狂蜂」と。所属の、「KRAZY BEE」の和訳らしい。

 KIDが、都営地下鉄五反田駅のホームで、誤って線路に落ちた中年男性を助けた(4月12日11PM)。
 これは、大変なことですよ。線路に落ちた人を助けようとして、電車にはねられて亡くなった人もおりましたから。
 度胸だけではダメですね。救助のために線路へ飛び降りた途端に、足を捻挫したのでは犬死に。つまり、並みはずれた跳躍力&着地力(?)が必要。
 線路上に倒れている、体重80kgの人を持ち上げる…これは重い。並外れた「力」が必要です。

 で、KIDは…終電間際にホームで電車を待っていた。
 「反対側のホームから、ドスンという大きな音が聞こえて、ざわざわして、嫌な予感がして行ってみると、中年の男性が、線路上に落ちて倒れていました」
 中年の男性は酒に酔って転落したとみられ、額から血を流し、動けなくなっていたという。KIDは、電車が来ないことを確認し、線路に下りて男性を救助しようとした。
 しかし、男性は気を失っており、予想以上に重く…ここなんです。意識のない人は、鉄の塊のように重いのです。KIDですら、持ち上げることはできなかった…よく分かります。
 KIDは言う…「ほかにも何人かが助けに下りてきてくれまして、皆さんのおかげで、無事男性を引き上げることができました。人の命を助けようとして一緒になってがんばる人がいるんだ!本当にうれしかったです」。

 KID!よくやった。立派です。
 私は、「助けよう」という気持ちは、人の100倍もある。しかし、BUT、瞬発力も、持久力もすっかり衰えてしまっております。で、線路に人が落ちたときはどうするか…
 非常停止ボタンを押しますね。都営地下鉄に限らず、非常停止ボタンを押すとホームに入ってくる電車に直接ブレーキがかかるシステムになっているはずですから。