もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

民生・消防常任委員会

2010-09-15 | Weblog
今日は民生・消防委員会
理事者からの説明は市民病院の健全化計画の進捗状況やはばたきの丘の状況。
三木市民病院このごろ話題にしていませんでしたね。まだまだ赤字の状況は続いていますが、入院患者の増など事態は、少しずつですがかいぜんしているようです。

医師の確保も4人できたようですし、看護師の確保もまだ目標には達していませんが、さまざまな取り組みしながら、増えているようです。(参考書類市役所に置いてきたので明日のせます)

三木の障がい者の総合支援センターとなるべきはばたきの丘も、利用者数の伸びで、苦慮しているようです。しかし、わたしは数だけでなく、その位置づけ、つまり三木の障がい者施策のなかでの位置づけがあいまい、というか設立当初から明確でなかったような気がします。
三木に作りたいという団体の方々の思いは強かったのでしょうがその具体化についての、検討があまりされずに建物をつくってしまい、完成してその運営の段階ではもう、違う形になってしまい、運営せざるをえなかった。
自立支援法の制度のなかでのサービス提供と、それ以外のサービスの提供についても、これからもっと検討する必要がありそうです。

いま浮上している歴史・美術の杜構想も同じこと。要望や希望があるのはいずれも同じ、しかし三木市にとって適切なのはどんな形かをきちんと検証する必要があると思います。

訴えの提起について

2010-09-15 | Weblog

昨日の総務文教委員会で、論議になった議案は62号訴えの提起について
あの「全国初!」です。

三木市が、土地開発公社所有の土地について固定資産税と都市計画税の徴収をおこなわなかった、平成16年、17年分330万円を土地開発公社から徴収できなかった責任を、民事訴訟として「前市長、市長個人」を訴えるというもの。

「全国初!」というだけにきわめて異例でその解釈について、議会としての判断が問われています。

三木市が裁判をおこすには議決を経なければならないので、議決の提起として提案されたわけです。

これにはさまざまな疑問があります。
まず16年、17年の徴収については、単純な職員のミス、つまり、地方税法改正に伴うことで、土地開発公社への税の徴収ができるようになったのだが、徴収が行われなかったことの原因。

さらに18年から徴収しているにもかかわらず、さかのぼって徴収しなかったのはなぜか。
それも単純なミスなのか。去年と違う税の徴収、それも市の幹部が理事長となっている土地開発公社からの徴収がなされなかったのはなぜなのか。

さらに、市からなぜ、請求がなされなかったのか。

市が気づいて訴訟をすることを決定したのはいつなのか

訴訟をするしないが、市民に事実を隠蔽することにはならないと思いますし、市民に対して十分な説明が必要だとは思います。今回初めて知った事実については、法律改定に伴う行政のチェックのシステムなど明らかにしなければなりませんが、損害賠償として,市長個人にその責をおわせるべきなのかどうかは、確信を持って結論にいたっていません。もっと専門家の意見も聞いていきたいですし、行政ミスにおける訴訟のあり方についても、検討が必要だと思いますので、継続という提案に、みんなのぎかいは賛成しました。
 
 ある一定の疑問が解決した時点で、訴訟について同意するかどうか決定したいと思います。