もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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歴史・文化の杜構想

2010-09-14 | Weblog
 「歴史・美術の杜」構想をご存知ですか。
上の丸城址が国の指定文化財になるということで、上の丸公園一帯を、変える計画のようです。いちばんの目玉は歴史博物館でしょうか。
現在使用中の上丸図書館を移転させて、歴史博物館にリニューアルするという計画のようです。これまでの案としては、1案、図書館移転させて歴史博物館に、2案は図書館の2階を展示室にしてという案でしたが、いつのまにか、というより本会議の質問が終わった途端、2案は消え、移転ありき、という案になっていました。
 
 本当に歴史博物館が必要なのでしょうか。展示するものはどんなものがあるのでしょうか。
今後、歴史・美術の杜構想の委員会で論議されることになるのでしょうが、博物館の構想はきちんと立てないと、人のこないハコモノになってしまいます。
 さらに結果的に追い出される形になる図書館はいったいどこへいくのでしょうか。
行き先もあいまいなまま、市民アンケートにのせられ、アンケートの結果がまた移転の理由になりそうな気配。人も本も動かない図書館から、ようやく人も本も動き始めたというのに、またどこかに行かなければならないのでしょうか。
 もちろん、予算があって、いい場所へ移転できるなら話は別です。それなら前向きに考えます。しかし、歴史博物館をつくるためというしか移転の理由がないと思います。
 交通アクセスが悪いの、場所が分かりにくいのという理由は、図書館だけではなく歴史博物館にもそっくり当てはまります。 
 図書館にも歴史的な資料や、郷土資料の収集が必要だと思うので、そのような活用も加味した図書館のあり方も考えられるのではないでしょうか。
 絵画や書の収集をしている図書館もあるのですから、歴史的な文書や図面なども収集できるのではないでしょうか。そのほかに展示室に立体の展示をすれば、どうでしょうか。
 
 歴史・美術の杜構想の今後の行方を見守りながら、三木市の文化行政を検証していきたいと思います。